ワーホリ出発が決まった瞬間、誰もが直面する課題が「何から準備すればいいのか分からない」こと。ビザ申請、海外保険、航空券、住居、銀行口座、クレジットカード、海外送金、荷物、健康保険、年金、住民票、運転免許、緊急連絡先──50項目近いタスクが押し寄せます。
私自身、カナダワーホリ12ヶ月の前に、リスト化せずに準備を進めて何度も「やり忘れ」を経験しました。「もっと早く始めればよかった」「順序が違えば手戻りなかった」と振り返ったことが、本記事を書く動機です。
この記事では、ワーホリ出発100日前から1日前までの完全カレンダーを提供します。Day 100からDay 1まで、いつ何を行うかを順序立てて整理。これに沿って進めれば、抜け漏れなく、無駄なく準備を完了できます。
▼ この記事で書くこと
- ワーホリ準備に必要な全タスク一覧(約50項目)
- Day 100〜Day 1の完全タイムテーブル
- 各タスクの所要時間・優先順位・注意点
- 「やり忘れがちなこと」リスト
- 出発当日の朝にやるべきこと
- 準備期間別のショートカット(30日プラン・60日プラン)
正解は一つではありません。あなたの状況に合わせて、本カレンダーをカスタマイズしてお使いください。
結論|ワーホリ準備100日間の全体像
- Day 100〜81(出発3ヶ月前):ビザ申請・保険・航空券の3大要件
- Day 80〜61(出発2.5〜2ヶ月前):金融・通信・住居計画
- Day 60〜41(出発2〜1.5ヶ月前):日本側の各種手続き
- Day 40〜21(出発1.5〜3週間前):荷物パッキング・最終調整
- Day 20〜1(出発3週間前〜当日):最終チェックと家族との別れ
各フェーズで何を行うか、詳しく見ていきましょう。
Day 100〜81|ビザ・保険・航空券の3大要件
出発3ヶ月前。すべての基盤となる3大要件を確定させるフェーズです。ここの遅れは出発日全体に影響するため、最優先で進めます。
ビザ申請の開始
渡航国のビザ申請を開始します。各国の所要期間を踏まえた逆算が重要です。
- カナダ:抽選プールエントリー→当選後申請、2〜6ヶ月
- 豪州:申請後1週間〜1ヶ月で結果
- NZ:申請後2〜4週間
- 英国:抽選後正式申請90日以内、合計2〜4ヶ月
- アイルランド:抽選後正式申請3ヶ月以内
詳しくはワーホリビザ申請完全ガイド5ヶ国別を参照。
海外保険の比較・仮選定
5社程度の海外保険を比較。料金・補償範囲・既往症対応で絞り込みます。
- ウィズハート(複数社プラン比較可)
- AIG損保(業界大手)
- 東京海上日動(信頼性最強)
- ジェイアイ傷害火災(コスパ重視)
- 損保ジャパン「OFF」(長期向け)
詳しくは海外保険徹底比較記事を参照。
航空券の比較・仮予約
航空券は早めの予約で30〜50%安くなります。為替も含めて検討。
- Skyscanner・Google Flights等の比較サイトで最安値検索
- 直行便 vs 経由便のメリット・デメリット
- キャンセル可能な航空券(やや高め)も検討
- ビザ確定前は「仮予約」、確定後に本予約
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出発2.5〜2ヶ月前。お金まわりと現地での生活インフラを整えるフェーズ。
クレジットカードの作成・追加
- 年会費永久無料カード(海外旅行傷害保険付帯)を1〜2枚
- VISA / Mastercard / JCBで複数ブランド保有
- Wise Debitなど海外決済手数料が安いカードも検討
- 作成は審査に1〜2週間かかるため早めに
海外送金サービスのアカウント開設
- Wise(旧TransferWise)の口座開設
- Revolutも検討(一部国対応)
- 本人確認に1〜2週間かかる
- 渡航前に小額送金テストを実施
初期住居の手配
現地到着後の最初の数週間〜1ヶ月の住居を確保します。
- ホームステイ(語学学校経由が安心)
- ホステル(2週間程度の短期滞在)
- シェアハウス(Airbnb等で短期予約)
- 友人・知人宅(コネがあれば最強)
長期住居は現地到着後に実際に見て決めるのが定石です。
SIM・通信手段の検討
- 日本の携帯:解約 or 一時休止
- 現地SIMの事前情報収集
- eSIM(Airalo等)の活用検討
- 楽天モバイル(一部国で2GB/月無料)
Day 60〜41|日本側の各種手続き
出発2〜1.5ヶ月前。日本側でやっておくべき公的手続きを進めます。
海外転出届の準備
- 1年以上の海外滞在予定なら届出推奨
- 国民健康保険から脱退
- 住民税の支払い方法確認
- 実際の提出は出発14日以内
年金の手続き判断
- 国民年金は「任意加入」を選べる
- 厚生年金は会社経由で資格喪失
- 将来の年金額への影響を考慮
- 判断は本人次第(推奨:任意加入継続)
マイナンバーカード関連
- 未取得なら早めに申請(発行に1ヶ月)
- 帰国後の各種手続きで必須
- 海外転出時の取り扱いを確認
運転免許関連
- 有効期限の確認(更新が必要なら早めに)
- 国際運転免許証の取得(現地で運転予定なら)
- 申請は警察署で当日発行
Day 40〜21|荷物パッキング・最終調整
出発1.5ヶ月〜3週間前。物理的な準備と細かい調整のフェーズ。
荷物リストの作成
- 必需品:パスポート、ビザ書類、保険証書、現金(少額)
- 衣類:渡航国の気候に合わせて
- 電化製品:プラグ変換器、モバイルバッテリー
- 医薬品:常備薬、処方薬(英文処方箋付き)
- 書類:履歴書英文版、推薦状(ある場合)
各種解約・整理
- サブスクの全解約(Netflix、Spotify等)
- ジム・習い事の退会
- 本・雑誌の定期購読停止
- 不要な持ち物の処分(メルカリ等で売却)
家族・友人との時間
- 出発前の最後の時間を意識的に作る
- 緊急時連絡先を家族と共有
- パスポートのコピーを家族に渡す
- 滞在予定スケジュールを共有
仕事関連の引き継ぎ
- 退職届の提出(離職予定なら)
- 業務の引き継ぎ完了
- 会社の保険・年金の手続き確認
- 退職金・残給与の振込確認
Day 20〜1|最終チェックと出発
出発3週間前〜当日。最終チェックフェーズ。
荷物の最終確認・梱包開始
- スーツケース・バックパックへの荷詰め
- 重量制限(航空会社による23kg〜32kg)確認
- 機内持ち込み・預け入れの仕分け
- 液体物(保湿クリーム等)は機内100ml制限
海外転出届の提出
- 区市町村役場で正式に届出
- マイナンバーカードの取り扱い
- 国民健康保険脱退
- 住民票の写しを取得(一部手続きで必要)
現地通貨の少額両替
- 到着空港〜宿までの交通費分
- 初日の食事代
- カナダ:CAD 500(約¥55,000)
- 豪:AUD 500(約¥48,000)
- 残りは現地で必要に応じて
重要書類のスキャン・クラウド保存
- パスポート、ビザ、保険証書のコピー
- Google Drive / Dropbox等にアップロード
- 緊急時にどこからでもアクセス可能に
- 紙のコピーも荷物に1セット入れる
出発前の最終確認
- 家の電気・ガス・水道の精算
- 郵便物の転送届
- クレジットカードの限度額確認・引き上げ
- 家族との別れの食事
出発の朝チェックリスト
- パスポート・ビザ書類・保険証書を機内手荷物に
- 現地通貨・クレジットカード確認
- スマホの充電完了・モバイルバッテリー
- 必要なアプリのオフライン化(Google Maps、翻訳)
- 出発空港までの交通手段最終確認
- 家族・友人への出発連絡
「やり忘れがち」リスト|よくある見落とし
- 歯科治療の完了(現地は高額)
- 処方薬の英文処方箋取得
- 運転免許の有効期限確認
- 緊急連絡先の家族との共有
- 住民票の手続き
- クレジットカード海外利用設定
- Wiseの本人確認完了
- Google MapsとGoogle翻訳のオフライン化
- 必要な書類の英文化(履歴書等)
- サブスクの全解約
- 本のメルカリ売却
- SNSの非公開設定
- クラウドストレージの整理
- パソコンのバックアップ
30日プラン・60日プラン(短縮版)
30日プラン(緊急対応)
出発まで30日しかない場合の優先順位。
- Day 30:ビザ申請+保険+航空券を3日以内で確定
- Day 25:クレジットカード作成(既存ある場合は省略)
- Day 20:荷物パッキング開始
- Day 15:日本側の手続き集中対応
- Day 10:両替・現金準備
- Day 7:最終チェック
- Day 1:出発
60日プラン(標準短縮版)
2ヶ月で準備する場合、上記100日プランから一部省略します。Day 100〜81の3大要件を1ヶ月で、Day 80以降を圧縮した30日で実行。
よくある質問(FAQ)
Q1. ワーホリ準備は何日前から始めるべき?
理想は出発6ヶ月前(180日前)、最低でも3ヶ月前(90日前)からの準備開始を推奨します。本記事は100日間を主な期間として、最重要タスクを順序立てて配置しています。ビザ申請・保険・航空券・住居・金融手続き等、間に合わせるためにはこの程度の時間が必要です。
Q2. ワーホリ準備でやることはどのくらいある?
主要なタスクは約50項目あります。①ビザ申請、②海外保険加入、③航空券購入、④住居手配、⑤海外送金口座、⑥クレジットカード、⑦SIM・通信、⑧荷物パッキング、⑨海外転出届、⑩健康保険・年金手続きなどが代表的です。100日間で順序立てて進めれば十分です。
Q3. 準備で一番時間がかかるのは何?
ビザ申請が最も時間がかかります。カナダ(抽選後の申請2〜3ヶ月)、英国(抽選後の正式申請90日以内)、アイルランド(抽選後の正式申請3ヶ月)が抽選制で時間を要します。豪・NZは申請制で1〜2ヶ月。逆算すると、出発予定日の最低3ヶ月前にはビザ申請を完了させる計画が必要です。
Q4. 出発前にやり忘れがちなことは?
よくある「やり忘れリスト」:海外転出届、年金任意加入手続き、住民票の手続き、運転免許の更新、各種解約(携帯・サブスク等)、緊急時連絡先の家族との共有、医療情報(既往症・処方薬)の英文化、海外送金サービス(Wise等)の事前登録、現地で必要な書類のスキャン保存、Google MapsとGoogle翻訳のオフライン化。
Q5. 出発1週間前は何をする?
最終チェックフェーズです。①荷物の最終確認、②パスポート・ビザ・保険証書のコピーをクラウド保存、③家族・友人への連絡先共有、④家の電気・ガス・水道の精算、⑤クレジットカードの限度額確認、⑥現地通貨の少額両替(CAD 500やAUD 500等)、⑦携帯のローミング設定、⑧出発空港までの交通手段確認。すべて事前に終わらせて、出発前夜はゆっくり休む準備をしましょう。
まとめ|100日間の準備が、1年間のワーホリを変える
- ワーホリ準備は約50項目、100日間で順序立てて実行
- Day 100〜81:ビザ・保険・航空券の3大要件
- Day 80〜61:金融・通信・住居計画
- Day 60〜41:日本側の各種手続き
- Day 40〜21:荷物パッキング・最終調整
- Day 20〜1:最終チェックと家族との時間
- 30日プラン・60日プランの短縮版も対応可能
- 「準備こそがワーホリの満喫を支える」
準備は地味で楽しくない作業ですが、100日間の準備が、1年間のワーホリの質を決めます。準備不足のまま渡航すると、現地で手戻りや後悔が発生し、本来楽しむべき時間が削られます。逆に、しっかり準備した方は、現地に着いた瞬間から「楽しむこと」に全力投球できます。
正解は一つではありません。あなたの状況に合わせて本カレンダーをカスタマイズし、自信を持って出発の日を迎えてください。あなたの一歩を、応援しています。
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