こんなお悩みに答えます。
- 日本の番号を残す必要があるかどうか
- 渡航前に日本でやっておく2つの手続き
- 毎月2GBまで無料の中身と、超えたあと
- 対応エリアが国だけでは決まらない理由
運営者は大学時代に米国へ半年の交換留学、卒業後にカナダで12ヶ月のワーキングホリデー(バンクーバー5ヶ月+バンフ7ヶ月)を経験しました。英語は高校で赤点20点台、渡航前のTOEICは500点台、帰国後に780点。年収は渡航前450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になっています。訪問したのは米国とカナダのみで、他国は各当局の一次情報を調べてまとめています。
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結論|日本の番号は捨てない。そして渡航前に2つやる
先に結論です。ワーホリ・留学で1年出るとしても、日本の電話番号は残してください。そして残すと決めたら、渡航前に日本でやっておく作業が2つあります。
楽天モバイル公式の「ご利用上の注意」に、こう書かれています(2026年8月確認)。
・「海外への渡航の前に、日本で楽天モバイルネットワークへの接続をしてください」
・「海外への渡航の前に、国内でRakuten Linkを認証してください。海外ローミングエリアによっては認証できない場合がございます」
つまり、現地で認証しようとしても、できない場合があると公式が明記しています。
ここが、この記事でいちばん伝えたい部分です。契約さえすれば海外で使えると思っていると、着いてから詰みます。
なぜ日本の番号を残すのか
理由は1つです。SMS認証です。
日本の銀行、証券、クレジットカード、行政の手続き、LINEのアカウント。これらの多くは、日本の携帯番号に送られるSMSで本人確認をします。番号を手放すと、渡航中に自分の口座を操作できなくなることがあります。
海外送金も同じです。現地で貯めたお金を日本へ送るとき、日本側の口座にログインできないと止まります。
① 日本の番号を残す方法を見る|楽天モバイル
Rakuten最強プランの料金の支払いのみで、海外ローミングのデータ通信が毎月2GBまで使えます(通話料等は別)。渡航先と端末が対応エリアに該当していることが条件です。申し込みの前に、自分の渡航先と使っている端末が対応しているかを公式のエリア確認で見てください。
楽天モバイルのプランを見る →
渡航前に日本でやる2つ
公式が求めているのは、この2つです。どちらも日本にいるうちに済ませます。
① 日本で、楽天モバイルのネットワークに接続しておく
契約しただけでは足りません。実際に楽天モバイルの回線につないだ状態を作っておく必要があります。SIMを入れて、日本国内で通信・通話ができることを確かめてください。
② 日本で、Rakuten Linkの認証を済ませておく
Rakuten Linkは楽天モバイルのメッセージ・通話アプリです。この認証を海外でやろうとすると、エリアによってはできないと公式が明記しています。アプリを入れて、認証まで日本で終わらせてください。
出発の前日にまとめてやるのは避けてください。うまくいかなかったときに、日本にいるうちに対処できる余裕が要ります。1週間前には終わらせておくのが安全です。この2つを飛ばすと、最悪の場合こうなります。現地に着く → 日本の番号でSMSを受けたい → Rakuten Linkが認証できない → 日本の銀行にログインできない。お金が動かせません。
★Androidの人は、もう1つ設定がある
公式の注意書きにこうあります。「AndroidのRCS チャットをオンに設定していると、海外滞在中にSMSを受信する際、OS標準アプリに届く場合があります。海外渡航先でもRakuten LinkアプリにてSMSの受信をご希望の場合は、RCS チャットをオフに設定してください」
SMS認証が命綱である以上、これは効いてきます。「届かない」のではなく「別のアプリに届く」ので、気づかずに探し回ることになります。Androidの人は渡航前にオフにしておいてください。
毎月2GBまでの中身と、超えたあと
公式の説明はこうです。「Rakuten最強プランの料金支払いのみで、海外ローミング(データ通信)対応エリアでの、高速データ通信の利用が可能です」。上限は毎月2GBです(通話料等は別)。
- 高速データは毎月2GBまで、プラン料金の支払いのみで利用できる
- 2GBを超えても海外ローミング自体は使える。ただし最大128kbpsに低速化する
- 高速を追加したい場合は500円/1GBでデータチャージができる
「超えても止まらない」のは、地味に効きます。128kbpsは動画には足りませんが、地図の再読み込み、メッセージ、SMSの受信には使えます。つまり最低限の連絡手段としては生き続けます。
★2GBは、意外と早く消えます
2GBがどれくらいかを、用途で見ておきます。日本の番号は「連絡手段」と割り切るのが現実的です。
| 用途 | 2GBでできる量の目安 |
|---|---|
| メッセージ・SMS | ほぼ使い切らない |
| 地図アプリ | 数十時間 |
| Web閲覧 | 数千ページ |
| 動画 | 数時間で終わる |
だから日常の通信は現地の回線に任せて、楽天モバイルは日本とのやり取り専用にする——これが3点セットの考え方です。
公式に「利用分はRakuten最強プランのデータ量として換算されます」と書かれています。
Rakuten最強プランはデータ量に応じた段階制です。つまり海外で2GB使うと、その月の国内の請求段階が上がることがあります。「2GBまで無料」は追加料金がかからないという意味であって、料金が変わらないという意味ではありません。ここは誤解しやすい部分です。
★対応エリアは「国」だけでは決まらない
ここも見落とされがちです。楽天モバイルの海外ローミングは、渡航先の国と、使っている端末の両方で決まります。
公式の対応エリア確認ページは、「国と地域」→「製品メーカー」→「製品」の3段階を選んで判定する形式になっています。そして、こう注記されています。
つまり渡航先が対応していても、端末が一覧に無ければ保証されません。古い端末や、海外で買った端末を使っている場合はとくに注意してください。
公式は「海外ローミング(データ通信)および国際通話、国際SMS、国際通話かけ放題のサービスエリア・提供条件は予告なく変更になる場合があります」とも明記しています。この記事に個別の国の可否は書きません。渡航の直前に、自分の国と端末で確認してください。
もう1つ、公式が書いている制限
使い放題ではありません。公式の注意書きに、こうあります。
- 一定期間内に大量または多数の通信があった場合
- 一定期間内に長時間の通信があった場合
- 通信が混雑している場合、または混雑する可能性がある場合
- 一般的な利用と著しく異なる利用があり、円滑な提供に支障が生じた場合
「日本の番号を維持しつつ、現地のメイン回線として使う」つもりだと、この制限に当たる可能性があります。用途を分けるほうが安全です。
他の維持方法と比べる
日本の番号を残す方法は、楽天モバイルだけではありません。目的で選び方が変わります。
| 楽天モバイル | 番号だけ維持する格安の選択肢 | |
|---|---|---|
| 海外でのデータ | 毎月2GBまで使える | 基本は使えない(別途手配) |
| 日本へのSMS受信 | 可能 | 可能 |
| 月額 | 段階制(使った分による) | より安く抑えられる場合がある |
| 向く人 | 現地でも日本の番号を使いたい | 番号の保管だけでいい |
「渡航中に日本の番号あてのSMSを受け取りたい」なら、海外で通信できることが条件になります。逆に「番号を残しておくだけでいい、認証は帰国後」という人は、より安い維持方法のほうが合います。
金額は各社とも変わるので、この記事では比較しません。判断すべきは金額より「渡航中にSMSを受け取る必要があるか」です。ここが決まれば選択肢は絞れます。
向く人・向かない人と、渡航前の5つの手順
- 渡航中も日本の番号でSMSを受け取りたい人
- 日本の銀行・証券・カードを渡航中に操作する予定がある人
- 短期で複数国を移動する人。到着直後の連絡手段として使える
- 帰国後もそのまま同じ番号を使いたい人
- 現地SIMと併用して、用途を分けられる人
- 現地のメイン回線として使いたい人。2GBでは足りず、制限の対象になりうる
- 端末が対応製品の一覧に無い人。動作保証の対象外
- 番号の保管だけでいい人。より安い維持方法がある
- 動画を多く見る人。2GBは数時間で終わる
渡航前にやる5つ
この順番なら、現地で詰みません
① 渡航先と端末が対応しているかを、公式のエリア確認で見る(国×メーカー×製品の3段階)
② 日本で楽天モバイルのネットワークに接続しておく(契約だけでは足りない)
③ 日本でRakuten Linkの認証を済ませる(海外ではできない場合がある)
④ Androidなら、RCSチャットをオフにする(SMSがRakuten Linkに届かなくなる場合がある)
⑤ SIMロックを解除しておく(現地SIMとの併用に要る)
②〜④は出発の1週間前までに終わらせてください。うまくいかなかったときに、日本にいるうちに対処できる余裕が要ります。そして現地に着いたら、日常の通信は現地の回線に移してください。日本の番号は「日本とつながるための線」として残す。2つの役割を1つの回線に持たせないほうが、結果的に安く、安全です。
あわせて読みたいワーホリ帰国後の手続き|転出届の有無で変わる進め方帰国後の手続きにも、日本の番号が要る① 渡航先と端末が対応しているか、先に確かめる|楽天モバイル
Rakuten最強プランの料金の支払いのみで、海外ローミングのデータ通信が毎月2GBまで使えます。2GBを超えても最大128kbpsで通信は続きます。ただし対応エリアは国と端末の両方で決まり、提供条件は予告なく変更されます。申し込みの前に公式で確認してください。
楽天モバイルのプランを見る →
本記事の内容は、楽天モバイル公式サイトの記載をもとに2026年8月時点で整理したものです。料金プラン・対応エリア・提供条件は予告なく変更される場合があると公式に明記されています。申し込みや渡航の前に、必ず公式サイトで最新の内容と、ご自身の渡航先・端末の対応状況をご確認ください。本記事では月額料金および個別の国の可否を記載していません。段階制で変動すること、および対応が端末によって変わることが理由です。SMS認証の可否や各種サービスの仕様は提供事業者ごとに異なります。本記事は特定の結果を保証するものではありません。
よくある質問
ワーホリの間、日本の電話番号は残すべきですか?
残すことをおすすめします。日本の銀行・証券・クレジットカード・行政手続き・LINEなどの多くが、日本の携帯番号に送られるSMSで本人確認をするためです。番号を手放すと、渡航中に自分の口座を操作できなくなることがあります。現地で貯めたお金を日本へ送る場合も、日本側の口座にログインできないと止まります。
渡航前にやっておくことはありますか?
2つあります。楽天モバイル公式の「ご利用上の注意」に、「海外への渡航の前に、日本で楽天モバイルネットワークへの接続をしてください」「海外への渡航の前に、国内でRakuten Linkを認証してください。海外ローミングエリアによっては認証できない場合がございます」と明記されています。つまり現地で認証しようとしてもできない場合があるため、日本にいるうちに済ませてください。
海外で毎月2GBまで無料というのは、追加料金なしという意味ですか?
追加料金はかかりませんが、料金が変わらないという意味ではありません。公式に「利用分はRakuten最強プランのデータ量として換算されます」と記載されています。Rakuten最強プランはデータ量に応じた段階制のため、海外で2GB使うとその月の国内の請求段階が上がることがあります。
2GBを超えたらどうなりますか?
止まりません。公式によると、2GB超過後も海外ローミング自体は利用でき、通信速度が最大128kbpsに低速化します。高速データを追加したい場合は、500円/1GBでデータチャージができます。128kbpsは動画には足りませんが、地図の再読み込みやメッセージ、SMSの受信には使えます。
自分の渡航先が対応しているか、どう確認しますか?
公式の対応エリア確認ページで、「国と地域」→「製品メーカー」→「製品」の3段階を選んで判定します。国だけでは決まりません。公式には「製品選択欄に選択肢のない端末は海外ローミングの動作保証対象外です」と明記されているため、渡航先が対応していても端末が一覧に無ければ保証されません。
Androidを使っています。注意点はありますか?
あります。公式に「AndroidのRCS チャットをオンに設定していると、海外滞在中にSMSを受信する際、OS標準アプリに届く場合があります。海外渡航先でもRakuten LinkアプリにてSMSの受信をご希望の場合は、RCS チャットをオフに設定してください」と案内されています。SMSが届かないのではなく別のアプリに届くため、気づきにくい点に注意してください。
現地のメイン回線として使えますか?
向きません。2GBを超えると最大128kbpsに低速化するうえ、公式は一定期間内に大量・多数・長時間の通信があった場合や、一般的な利用と著しく異なる利用があった場合に、利用を制限または中止することがあると明記しています。日常の通信は現地SIMやeSIMに任せ、日本の番号は日本とのやり取り専用にするのが現実的です。
番号を残すだけなら、もっと安い方法はありますか?
あります。ただし判断すべきは金額ではなく「渡航中に日本の番号あてのSMSを受け取る必要があるか」です。受け取る必要があるなら、海外で通信できることが条件になります。番号の保管だけでよく、認証は帰国後で構わないなら、より安い維持方法が合います。金額は各社とも変わるため、この記事では比較していません。
料金はいくらですか?
この記事では書いていません。Rakuten最強プランはデータ量に応じた段階制で変動し、キャンペーンでも変わるためです。申し込みの前に公式サイトで現在の料金をご確認ください。
帰国後もそのまま使えますか?
同じ番号を継続して使えます。再契約の手続きが不要なのは、渡航前にキャリアを解約した場合と比べたときの利点です。帰国後の各種手続きでも日本の番号が必要になる場面が多いため、その意味でも残しておくほうが手間が少なくなります。
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本記事の制度・条件・金額は執筆時点で公開情報を確認したものです(確認日:2026年8月16日)。制度や料金は変更される場合があるため、実際の手続き・申請の前に各機関の公式情報を必ずご確認ください。本記事は法的・専門的な助言ではなく、特定の結果を保証するものではありません。