転職エージェントには、法律で公開が義務づけられている数字があります。
そのなかに、こういう項目があります。「無期雇用就職者のうち、就職から6か月以内に解雇以外の理由で離職した者の数」。
つまり「そのエージェント経由で入社した人が、半年以内に何人辞めたか」が公開されています。
さらに、その隣にもう1つ項目があります。「就職から6か月以内に離職したかどうか判明しなかった者の数」。
ここが本題です。離職者が少なく見える会社でも、「判明しなかった」が多ければ、実態は分かりません。2つをセットで見る必要があります。
これらは口コミサイトではなく、厚生労働省が運営する「人材サービス総合サイト」で誰でも確認できます。この記事では、何が公開されていて、どう読むかを整理します。
- 公開が義務づけられている7項目
- ③と④は、必ずセットで見てください
- データはいつ更新されるのか
- 手数料も公開対象です
運営者は大学時代に米国へ半年の交換留学、卒業後にカナダで12ヶ月のワーキングホリデー(バンクーバー5ヶ月+バンフ7ヶ月)を経験しました。英語は高校で赤点20点台、渡航前のTOEICは500点台、帰国後に780点。年収は渡航前450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になっています。訪問したのは米国とカナダのみで、他国は各当局の一次情報を調べてまとめています。
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公開が義務づけられている7項目
厚生労働省の案内に列挙されています
「職業紹介事業者は、厚生労働省の運営する人材サービス総合サイトにおいて、職業紹介の実績に関する下記①〜⑦の情報提供を行うことが義務付けられます」として、次が挙げられています。- ①各年度(各年の4月1日〜翌年の3月31日)に就職した者の数
- ②①のうち、期間の定めのない労働契約を締結した者(無期雇用就職者)の数
- ③②のうち、就職から6か月以内に解雇以外の理由で離職した者の数
- ④②のうち、就職から6か月以内に解雇以外の理由で離職したかどうか判明しなかった者の数
- ⑤手数料に関する事項(手数料表の内容)
- ⑥返戻金制度の導入の有無、および導入している場合はその内容
- ⑦その他、職業紹介事業者の選択に資すると考えられる情報【任意】
この制度は2018年1月1日施行の職業安定法改正によるものです。つまりすでに数年分のデータが蓄積されています。 あわせて読みたいワーホリ帰国後の現実|英語だけで埋もれないための設計方法ワーホリ帰国後の現実を、運営者の周囲観察と2026年データで正直に解説。目標通りに就職できた人は少数で、多くが年収ダウン
③と④は、必ずセットで見てください
③は「6か月以内に離職した人数」、④は「離職したかどうか判明しなかった人数」です。
仮に無期雇用就職者が100人で、③が5人だったとします。一見すると早期離職は5%に見えます。ですが④が60人だった場合、実際に状況を確認できたのは40人しかいないことになります。
つまり③の数字は、④の大きさによって意味が変わります。
そして④が大きくなる構造的な理由があります。厚生労働省の案内には、③について次の注記が付いています。
「※離職者数の調査が必要ですが、返戻金制度に基づき手数料を返戻等した者の数を集計することにより離職者数を集計しても差し支えありません」。
返戻金制度とは、⑥で定義されているとおり「就職から一定期間以内に離職した場合に、手数料の一部を返戻する制度その他これに準ずる制度」です。
この制度がある会社は、早期離職があると手数料を返す必要があるため、離職を把握する仕組みが業務に組み込まれます。逆に制度がない会社では、離職を追跡する業務上の動機が相対的に弱くなります。
だから⑥(返戻金制度の有無)と④(判明しなかった数)を並べて見ると、数字の背景が見えてきます。
本記事では、特定の会社について「④が多いから追跡していない」といった断定はしません。事情は会社ごとに異なります。ですが読む側の視点として、③だけを見るのは不十分です。
データはいつ更新されるのか
項目によって掲載時期が違います
| 情報 | 掲載開始・更新時期 | 掲載期間 |
|---|---|---|
| ①各年度の就職者数 | 翌年度の4月1日〜4月30日 | 原則2年6か月 |
| ②各年度の無期雇用就職者数 | 翌年度の4月1日〜4月30日 | 原則2年6か月 |
| ③6か月以内離職者数 | 翌年度の10月1日〜12月31日 | 原則2年間 |
| ④離職したか不明な者の数 | 翌年度の10月1日〜12月31日 | 原則2年間 |
したがって、最新年度の就職者数だけが出ていて、離職の情報がまだ載っていない期間があります。見るときは「どの年度のデータか」を必ず確認してください。
また掲載期間には上限があるため、古い年度のデータは消えていきます。比較したい場合は、同じ時期に複数社を見るのが確実です。 あわせて読みたい帰国後に商社・貿易を狙う|専門商社を現実解にする進め方ワーホリ帰国後に商社・貿易を狙う方法。総合商社は新卒採用が中心で中途の門は狭く、現実的な入口は専門商社や貿易事務です。求
手数料も公開対象です
求職者側の負担と、企業側の負担の両方
⑤の「手数料に関する事項(手数料表の内容)」も、公開が義務づけられた項目です。
そして厚生労働省の案内によれば、令和7年(2025年)4月1日以降、職種ごとの平均手数料率等の実績についても人材サービス総合サイトへの掲載が求められるとされています。詳細は厚生労働省および人材サービス総合サイトの案内をご確認ください。
なぜこれが求職者に関係するのか。一般に、転職エージェントの収益は採用が決まった企業から支払われる手数料です。手数料率が高い求人ほど、エージェント側の収益は大きくなります。
この構造を知っておくと、提案された求人を見る目が変わります。「なぜこの求人を勧めるのか」と聞くこと自体が、失礼ではなくなります。
なお職業紹介事業者の遵守事項として、「求職者・求人者双方に、それぞれから受理する手数料の明示が必要です」とも記載されています。
許可番号は、名乗るだけでは成立しません
有料職業紹介事業は許可制です
有料職業紹介事業を行うには、厚生労働大臣の許可が必要です。許可を受けた事業者には許可番号が付され、各社は自社サイトに記載しているのが通常です。
そして人材サービス総合サイトでは、事業者名や許可番号から検索できます。
これは留学エージェントの選び分けで扱った考え方と同じです。口コミや印象は条件によって変わりますが、許可番号や登録は名乗るだけでは成立しません。
なお2017年4月1日施行の改正で、許可の欠格事由に「暴力団員」等が追加されたことも案内に記載されています。
あわせて読みたい帰国後に観光・インバウンドを狙う|翻訳が要らない業界の入り方ワーホリ帰国後に観光・インバウンド・ホテル業界を狙う方法。4業界のなかで唯一、現地の接客経験がそのまま職歴として通用する「お祝い金」は、指針上は望ましくないとされています
厚生労働省の案内には、職業紹介事業者が遵守すべき事項として次の記載があります。
「求職者等を勧誘するに当たっては、お祝い金等の金銭を支給することは望ましくありません」。
転職サービスの比較記事では「お祝い金○万円」を訴求点として挙げているものがありますが、指針上の位置づけはこのとおりです。
なぜ望ましくないとされるのか。金銭で求職者を集めると、本人に合っているかどうかより、金銭の有無で選択が動く可能性があるためと考えられます。ただし本記事では、この記載の趣旨について厚生労働省の説明以上の解釈は示しません。
あわせて「手数料に関して、返戻金制度を設けることが望まれます」とも記載されています。返戻金制度の有無が⑥として公開項目になっているのは、この流れの中にあります。
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入社後2年間は、転職を勧誘されません
これも遵守事項として明記されています
「自らの紹介により就職した者(無期雇用契約に限ります。)に対して、就職した日から2年間は、転職の勧奨を行ってはなりません」。
期間の例も示されています。「採用年月日=2018年4月1日」なら「禁止期間=2018年4月1日〜2020年3月31日」。
そして事業者は、求人・求職管理簿にこの禁止期間を記録することが必要とされています。
つまりエージェント経由で入社した場合、そのエージェントから2年以内に「次の求人がある」と持ちかけられることは、遵守事項に反する扱いになります。
知っておくと、入社後の連絡の意味が分かります。近況確認と転職勧奨は別のものです。
あわせて読みたい帰国後にIT・Webを狙う|未経験の入口の探し方と入り方ワーホリ帰国後にIT・Web業界を狙う方法。IT=エンジニアではありません。カスタマーサクセス、インサイドセールス、越境実際に見て分かったこと(2026年8月)
実際に人材サービス総合サイトで2社を確認しました。いずれも③6か月以内離職者数と④離職が判明せずが「-」でした(基準日:令和8年8月1日現在)。
- 株式会社ジェイエイシーリクルートメント(許可番号13-ユ-010227)——就職者13,694人、うち無期12,938人、③④とも「-」、手数料・返戻金制度とも「有」、職業紹介優良事業者 第2304009(01)号
- 株式会社キャリアデザインセンター(許可番号13-ユ-040429)——就職者2,579人、うち無期2,202人、③④とも「-」、手数料・返戻金制度とも「有」
つまり「離職者数が空欄だから隠している」という読み方は誤りです。制度上、その時期には表示されないだけです。
そして実務的な結論が出ます。離職データを見たいなら、10月以降に開いてください。
もう1つ、サイトのドメインについて注意があります。厚生労働省の資料に記載されている旧アドレスではアクセスできない場合があります。現在は「jinzai.hellowork.mhlw.go.jp」です。検索の際は都道府県の選択が必須で、事業主名称は部分一致で検索できます。
公的データの調べ方と、数字で決まらないこと
ここからは、判断したあとに効いてくる具体的な話をまとめます。
実際に調べる手順
5分で確認できます
- ①人材サービス総合サイト(jinzai-sougou.go.jp)を開く——厚生労働省が運営しています
- ②事業者名で検索する——許可番号でも検索できます
- ③①②(就職者数・無期雇用就職者数)を見る——規模が分かります
- ④③④(6か月以内離職者数・不明者数)をセットで見る——ここが本題です
- ⑤⑥(返戻金制度の有無)を確認する——④の数字の背景が見えます
- ⑥同じ年度で複数社を並べる——年度がずれていると比較になりません
ご自身で、見る時点の最新データを確認してください。それが、この制度がある意味です。 あわせて読みたい帰国後に外資系を狙う|英語より先に要るものと積み方ワーホリ帰国後に外資系企業を狙う方法。外資は英語ができれば入れるというのは誤解で、実際は専門性が先、英語は後です。日本法
数字だけでは決まらないこと
①規模と質は別です。就職者数が多い会社は大手ですが、それがあなたに合うかは別の話です。帰国後の転職エージェント比較で扱ったとおり、総合型と特化型では役割が違います。
②離職の理由は分かりません。③は「解雇以外の理由で離職した者の数」ですが、その内訳は公開されません。キャリアアップのための前向きな転職も含まれ得ます。
③担当者の当たり外れは数字に出ません。これは口コミの読み方で扱った問題と同じで、同じ会社でも担当者によって体験が変わります。だから複数社に同時登録することに意味があります。
④公開データは過去のものです。体制が変わっていれば、数字は現在を反映しません。
それでも、口コミより先に見る価値はあります。口コミは書いた人の条件に強く依存しますが、公開データは全社が同じ定義で提出しているからです。比較の出発点としては、こちらのほうが条件がそろっています。
帰国後という文脈で、特に効くこと
ブランクの説明が必要な立場だからです
ワーホリや留学から帰国した場合、職歴に空白期間があります。ワーホリは評価されるかで扱ったとおり、「1年海外にいた」だけでは伝わりません。
この状況では、エージェントの提案が通りやすい求人に偏る可能性があります。だからこそ「なぜこの求人なのか」を聞ける状態でいることが重要です。
手数料の構造を知っていること、返戻金制度の有無を確認していること、6か月以内離職のデータを見ていること。これらは担当者を疑うためではなく、提案を評価する軸を持つためです。
そして帰国後の転職では、時間の制約もあります。帰国前のお金の整理で扱ったとおり、貯金が減っていく中での判断は焦りやすくなります。軸を先に持っておくと、焦りに引きずられにくくなります。
あわせて読みたいワーホリ帰国後のブランク|帰国してからの期間の埋め方ワーホリ帰国者のブランクは2種類あります。渡航期間は書き方で経歴になりますが、帰国後の求職期間は設計でしか短くできません確認する3つ
- ①③と④をセットで見たか:離職者数だけでは、追跡できた範囲が分かりません
- ②⑥(返戻金制度の有無)を確認したか:④の数字の背景が見えます
- ③同じ年度で複数社を並べたか:掲載時期がずれるため、年度をそろえないと比較になりません
転職エージェントを比べる材料として、口コミと求人数がよく使われます。ですがどちらも、条件によって見え方が変わります。
一方、職業安定法にもとづく公開データは、全社が同じ定義で提出しています。就職者数、無期雇用就職者数、6か月以内の離職者数、そして離職したかどうか判明しなかった人数。
この最後の項目があることが、制度の誠実なところです。「分からなかった数」まで出させている。だから③だけを見て早期離職率を計算するのは、正しい読み方ではありません。
そして⑥の返戻金制度と合わせて見ると、なぜ④が多い会社と少ない会社があるのかの背景が見えてきます。
5分で確認できます。人材サービス総合サイトで、事業者名を入れるだけです。
この記事について:本記事は、厚生労働省が公表している職業紹介事業者向けの案内資料をもとに整理したものです。運営者は職業紹介事業に従事した経験はなく、制度の運用実態を内部から知る立場にはありません。
出典は、厚生労働省・都道府県労働局「職業紹介事業者の皆様へ〜事業運営のルールが変わります〜<職業安定法の改正>」(施行日:2018年1月1日)です(2026年8月時点で確認)。令和7年4月以降の職種別平均手数料率の掲載については、厚生労働省の案内に基づく記載であり、詳細および最新の内容は厚生労働省および人材サービス総合サイトでご確認ください。
本記事では、特定の職業紹介事業者の数値を掲載していません。データは年度ごとに更新され、掲載期間の経過により表示されなくなるため、記事に記載した時点の数値がそのまま使える保証がないためです。必ずご自身で、閲覧時点の最新データをご確認ください。
また本記事は、公開データの数値のみをもって特定の事業者の優劣を判定するものではありません。離職の理由は公開されず、担当者による差も数値には表れません。「④が多いから追跡していない」といった断定も行っていません。事情は事業者ごとに異なります。
本記事では、個別の事業者の許可番号、実績数値、手数料率、返戻金制度の内容については扱っておらず、判断も示していません。また職業紹介事業と募集情報等提供事業(求人メディア等)の区分、派遣事業の制度についても扱っていません。
制度は変更されます。公開項目、掲載時期、掲載期間、遵守事項はいずれも改正され得ます。利用にあたっては、厚生労働省の最新の案内をご確認ください。
本記事は法的助言ではありません。また特定の事業者の利用を勧めるものでも、勧めないものでもありません。個別の事情については、都道府県労働局の需給調整事業課・需給調整事業室にご相談いただけます。
帰国後の転職でいちばん差がつくのは、英語力そのものより「海外経験を職務経歴書の言葉に翻訳できているか」です。そしてこれは、1社のエージェントだけでは見えにくい部分です。複数社に同じ経歴を見せると、評価のばらつきがそのまま市場の幅になります。
② 英語を使う求人を見る|Samurai Job
グローバル人材向けの求人を扱うとされています。海外経験が「使われる前提」の求人がどれくらいあるのかは、実際に見てみないと判断できません。
Samurai Jobの求人を見る →
③ ビジネスの語彙を戻す|スタディサプリENGLISH ビジネス英語
選考で英語力を確認される可能性があるなら、応募前に手を入れておく価値があります。日常会話とビジネスの語彙は別物です。
ビジネス英語コースを見る →
登録先と契約先が違うことがあります
Samurai Jobは2社の共同運営で、職業紹介を行うのはJAC Recruitment(許可番号13-ユ-010227)。許可番号が分かれば厚労省の法定データで実績を確認できます(就職者13,694人・うち無期12,938人・職業紹介優良事業者の認定あり)。Samurai Jobの仕組みで整理しました。
求人は、登録しなくても数えられます
type転職エージェントの公開求人11,158件を、職種・勤務地・年収・条件タグで数えました。東京都8,952件/システムエンジニア5,263件/医薬・化学21件/年収1,000万円以上164件。そして「語学力を活かせる」は公開1,042件・非公開6,353件でした。求人1万1,158件の中身で、向く人と向かない人を整理しています。
20代なら、棚の性格が変わります
20代の転職相談所の求人6,664件のうち、第二新卒で応募できるものが6,561件(約98%)。そして「語学力を活かしたい」が1,180件(約17.7%)で、うち語学×第二新卒が1,164件でした。件数の総量では大手に劣りますが、20代・語学という条件では比率が上回ります。求人6,664件を数えた結果で整理しました。
よくある質問
転職エージェントの実績はどこで確認できますか?
厚生労働省が運営する「人材サービス総合サイト」(jinzai-sougou.go.jp)で確認できます。職業安定法により、職業紹介事業者は職業紹介の実績に関する情報を同サイトで提供することが義務づけられています。事業者名や許可番号から検索でき、各年度の就職者数、無期雇用就職者数、6か月以内の離職者数などが掲載されています。
公開が義務づけられているのはどんな情報ですか?
厚生労働省の案内には7項目が挙げられています。①各年度に就職した者の数、②うち無期雇用就職者の数、③②のうち就職から6か月以内に解雇以外の理由で離職した者の数、④②のうち6か月以内に離職したかどうか判明しなかった者の数、⑤手数料に関する事項、⑥返戻金制度の導入の有無と内容、⑦その他選択に資すると考えられる情報(任意)です。①〜④は数値を入力、⑤〜⑦はPDFまたは自社サイトのURLを登録する形とされています。
早期離職者数だけを見ればよいですか?
不十分です。③(6か月以内に離職した者の数)の隣に、④(離職したかどうか判明しなかった者の数)という項目があります。③が少なく見えても④が大きければ、実際に状況を確認できた範囲が限られていることになります。たとえば無期雇用就職者100人で③が5人でも、④が60人なら、確認できたのは40人分ということです。必ず2つをセットでご覧ください。
返戻金制度とは何ですか?
厚生労働省の案内では「就職から一定期間以内に離職した場合に、手数料の一部を返戻する制度その他これに準ずる制度」と定義されており、導入の有無と内容が公開項目⑥になっています。また離職者数の集計について「返戻金制度に基づき手数料を返戻等した者の数を集計することにより離職者数を集計しても差し支えありません」という注記があります。つまり返戻金制度がある会社では離職の把握が業務に組み込まれやすく、④の数字の背景を読む手がかりになります。
データはいつ更新されますか?
項目によって異なります。①各年度の就職者数と②無期雇用就職者数は翌年度の4月1日〜4月30日に掲載し、原則2年6か月表示されます。③6か月以内離職者数と④不明者数は翌年度の10月1日〜12月31日に掲載し、原則2年間表示されます。離職の情報は6か月の経過を待つ必要があるため、就職者数より遅れて掲載されます。見るときは「どの年度のデータか」をご確認ください。
お祝い金がもらえるサービスはお得ですか?
厚生労働省の案内には、職業紹介事業者の遵守事項として「求職者等を勧誘するに当たっては、お祝い金等の金銭を支給することは望ましくありません」と記載されています。比較記事では訴求点として挙げられることがありますが、指針上の位置づけはこのとおりです。本記事では、この記載の趣旨について厚生労働省の説明以上の解釈は示しません。
入社後にそのエージェントから転職を勧められることはありますか?
遵守事項で禁止されています。厚生労働省の案内には「自らの紹介により就職した者(無期雇用契約に限ります。)に対して、就職した日から2年間は、転職の勧奨を行ってはなりません」と明記されており、事業者は求人・求職管理簿にこの禁止期間を記録することが必要とされています。近況確認と転職勧奨は別のものです。
公開データだけで選んでよいですか?
数字だけでは決まりません。就職者数が多くても自分に合うとは限らず、離職の理由は公開されないため前向きな転職も含まれ得ます。また担当者による差は数値に表れません。公開データは過去のものであり、体制が変わっていれば現在を反映しない可能性もあります。ただし全社が同じ定義で提出しているため、口コミより比較の条件はそろっています。出発点として使い、そのうえで複数社に登録して比べることをおすすめします。
帰国後のキャリアを、数字で設計する
運営者は渡航前年収450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になりました。使ったエージェントと3社並行の進め方をまとめています。
帰国後の転職エージェント比較を見る関連記事
- 帰国後の転職エージェント比較
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- 留学エージェントの選び分け
- 職務経歴書の書き方
- 帰国前のお金の整理
- 帰国後キャリアの全体像
- 帰国後の手続き
- 帰国後キャリアのガイド
本記事の制度・条件・金額は執筆時点で公開情報を確認したものです(確認日:2026年8月16日)。制度や料金は変更される場合があるため、実際の手続き・申請の前に各機関の公式情報を必ずご確認ください。本記事は法的・専門的な助言ではなく、特定の結果を保証するものではありません。