ニューサウスウェールズ州の釣り料金|釣っていなくても対象になる条件

NSWの釣り料金|釣具を持つだけで対象になる条件と払い方

数字から言います。ニューサウスウェールズ州(NSW)の釣り料金は、3日で$7、1年で$35です。

そして居住者と非居住者の区別がありません。これはニュージーランドの非居住者ライセンス(1日$38、シーズン$270)と比べると、1年券でおよそ7.7分の1という差になります。

ただし対象になる範囲は、かなり広い。NSW州政府(DPIRD)は、料金の支払いと領収書の携帯が法律で義務づけられる場合として、スピアフィッシング、ハンドライン、手採り、罠、餌の採取、エビ網に加えて——「水域内、水上、または水域に隣接する場所で釣具を所持していること」を挙げています。

釣っていなくても、釣具を持って水辺にいれば対象になり得るということです。

論点は1つです。あなたは何日、その州で釣りますか。

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この記事を書いている立場:運営者はカナダで12ヶ月、米国で半年を過ごしましたが、オーストラリアには渡航していません。そのため現地での釣りの体験談は書きません。本記事は制度と料金を公的資料から整理したものです。
出典はNSW州 Department of Primary Industries and Regional Development(DPIRD)「Recreational fishing fee」(2025年7月7日更新/2026年8月時点で確認)です。
重要:本記事はニューサウスウェールズ州の制度です。オーストラリアは州・準州ごとに制度が異なります。DPIRD自身も、州境を越えて釣る場合はビクトリア州の料金が必要になる場合があると案内しています。また本記事では、免除の詳細、魚種ごとのサイズ制限・尾数制限・禁漁期間、禁漁区域については扱っていません。料金・要件は変更されます。必ずDPIRDの公式情報で最新の内容を確認してください。本記事は法的助言ではありません。

結論:期間で選ぶ、4つの料金

期間料金1日あたりの目安
3日$7約$2.33
1か月$14約$0.47
1年$35約$0.10
3年$85

分岐点は「3日券5回」です

単純な割り算をします。$35 ÷ $7 = ちょうど5回。つまり3日券を5回買うと、1年券と同額になります。年に6回以上釣りに行くなら、1年券のほうが有利です。

1か月券なら$14 ÷ …ではなく、$35 ÷ $14 = 2.5回。1か月券を3回買うと$42で、1年券$35を超えます。つまり「ひと月だけ集中して釣る」を年に3回やるなら、1年券のほうが安い。

3年券も計算しておきます。1年券を3回買うと$105。3年券は$85なので、$20安い。ただしワーキング・ホリデーの滞在期間を考えると、1年券までが現実的でしょう。

ワーホリで1年滞在し、月に1回でも釣りに行くなら、1年券$35が答えになります。金額としては大きな負担ではありません。

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「釣具を所持している」だけで対象になります

ここが最も見落とされやすい規定です
DPIRDは「NSWの水域で釣りをするとき、淡水・海水を問わず、法律によりNSW Recreational Fishing Feeを支払い、支払いを示す領収書を携帯することが求められる」としたうえで、適用される場合を列挙しています。
  • スピアフィッシング
  • ハンドライン(hand lining)
  • 手採り(hand gathering)
  • 罠(trapping)
  • 餌の採取(bait collecting)
  • エビ網(prawn netting)
  • 水域内、水上、または水域に隣接する場所で釣具を所持していること
最後の項目が広い。「釣っている」ではなく「釣具を所持している」です。竿を持って水辺に立っているだけで、対象になり得るという読み方ができます。
そして「餌の採取」と「手採り」も入っています。貝を拾う、餌を掘る。これらも対象として明記されています。「魚を釣っていないから大丈夫」という判断は成り立ちません。
やること:釣具を持って水辺に行くなら、その時点で料金を払っておく。3日で$7です。迷う金額ではありません。
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領収書は「携帯」しなければなりません

期間によって、手元に届くものが違います
DPIRDは「あなたの釣り領収書は、釣りをしている間、携帯されなければならない」と明記しています。支払っただけでは足りず、持っている必要があります。
そして期間で扱いが分かれます。
  • 1年・3年をオンライン・電話・更新レターで支払った場合:プラスチックの領収書が郵送される
  • 3日・1か月領収書は郵送されない
3日券・1か月券を買う人は、ここに注意してください。DPIRDは「支払いの証拠はあなたの領収書番号であり、権限ある職員から求められた場合に提示できなければならない(郵送で領収書を受け取るまでの間)」としています。
つまり番号を控えておく必要があります。購入後の画面をスクリーンショットで残す、メールを消さない。短期の券ほど、記録が自分任せになります。
スマートフォンに紐付ける方法もあります。DPIRDはMy Service NSWアプリで釣り料金の領収書をデジタルで紐付けできると案内しています。ただし条件があり、メールアドレスまたは携帯番号がNSW Fisheriesのデータベースに登録されていること、そしてアプリと同じメール・番号を使うことが必要とされています。
紛失した場合、プラスチックカードの再発行には$8の処理手数料がかかるとされています。
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居住者と非居住者で、区別がありません

NSW(豪州)ニュージーランド(淡水)
居住者/非居住者の区別なしあり(非居住者専用ライセンス)
短期3日 $71日 $38
長期1年 $35シーズン $270
間違えたときの扱い無免許と同等(最大NZ$5,000)

制度の設計思想が違います

NSWのページには、居住者・非居住者による料金の区別は記載されていません。期間で選ぶだけです。旅行者もワーキング・ホリデーの人も、地元の人と同じ料金で釣れるということになります。

これはニュージーランドと対照的です。あちらは非居住者専用ライセンスがあり、居住者向けの安いライセンスを買うと「無免許と同等」として最大NZ$5,000の対象とされています。そして居住者の条件には「6か月」という線があります。

どちらが良いという話ではありません。ただ「同じ英語圏でも、制度の考え方はまったく違う」ということです。だから国が変われば、必ず調べ直す必要があります。

なおカナダについては釣りの記事で扱っています。カナダもまた州ごとに制度が異なります。「英語圏だから同じ」という前提が成り立たない領域です。

免除については、DPIRDが別ページを設けています。本記事では詳細を扱いません。該当し得ると思う場合は、公式の免除ページで確認してください。

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州境を越えると、別の料金です

DPIRD自身が注意喚起しています
ページの最後に、こう書かれています。「州境を越えて釣りをする予定はありますか。もしそうなら、ビクトリア州のレクリエーション釣り料金を支払う必要があるかもしれません」。そしてビクトリア州漁業局へのリンクが置かれています。
オーストラリアは州ごとに制度が異なります。NSWの料金を払っていても、ビクトリア州、クイーンズランド州、南オーストラリア州などで釣るなら、その州の制度に従うことになります。
ワーキング・ホリデーでは州をまたぐ移動が珍しくありません。シドニーからメルボルンへ、ブリスベンからケアンズへ。移動のたびに確認が必要だということです。
本記事ではNSW以外の州の制度を扱いません。確認できる一次情報がないためです。行く州の漁業当局の公式情報で、必ず確認してください。
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払ったお金の行き先が公開されています

釣り人自身が監督する仕組み

DPIRDは、料金の使途についてこう記載しています。「NSW Recreational Fishing Feeによって集められたすべての資金はRecreational Fishing Trusts(レクリエーション漁業信託)に入れられ、NSWのレクリエーション釣りを改善するために使われる」。

そして監督の構造も明記されています。「これらの信託は法律によって規制され、レクリエーション釣り人で構成される2つの委員会——海水用と淡水用——によって監督される」。

つまり払った側の代表が、使い道を見ているということです。$35という金額の納得感は、ここで変わります。

これはグレートバリアリーフの環境管理チャージとも共通する考え方です。あちらも「受け取った資金はすべて海洋公園の管理に直接充てられる」とされていました。自然を使うことには費用がかかり、その費用を使う人が負担する。この設計が、複数の制度で共通しています。

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買い方は4つあります

DPIRDが挙げている方法

4つ目に注意が必要です。センターに行っても窓口では受け付けてもらえないと明記されています。端末で自分で操作する形です。
現実的には、オンラインが最も速いでしょう。釣具店などの代理店でも買えるため、道具を買うついでに済ませるという流れも成り立ちます。
そして住所変更にも規定があります。前回購入時から住所が変わっている場合、オンライン・電話・メールで連絡できるとされています。ただしオンラインで住所を更新するには、メールアドレスと携帯番号が事前に登録されている必要があります。

運営者の視点:$7という金額の意味

渡航していないので、制度の読み方だけを言います

運営者はオーストラリアに行っていません。だから釣り場の様子も、かかる魚も語れません。語れるのは料金表と規定から読めることだけです。

そのうえで、まず思ったのは「3日$7は安い」ということです。ニュージーランドの非居住者1日券が$38。通貨は違いますが、桁の感覚がまるで違います。

そしてこの安さが、規定の広さと釣り合っている気がします。「釣具を所持しているだけで対象」という広い網をかける代わりに、金額を誰でも払える水準にしている。取り締まりやすく、払いやすい。制度としては合理的です。

もう1つ。3日券・1か月券には領収書が郵送されないという点。これは実務上の落とし穴だと思います。「支払いの証拠は領収書番号」なので、購入画面を消してしまうと困ります。スクリーンショットを1枚残す。それだけで済みます。

そして、ここからは運営者自身の経験です。バンフに7ヶ月暮らしたあいだ、ライセンスを取り、現地で釣り竿とルアーを買って、バンフの川で釣りをしていました。カヤックにも乗りました。大自然のなかで、のんびりとした時間を過ごした期間です。

そこで予想していなかったことが起きました。釣り竿を持って町を歩いているだけで、たくさんの人に話しかけられたのです。

バンフに来る人には、自然を愛する人が多い。だから釣り竿は、それだけで共通の話題になりました。「今日はどこで釣ってきた?」「何がかかった?」——会話がそこから始まる。結果として、釣りを通じてたくさんの仲間ができました。

だから料金の話を、最後にもう一度。3日$7です。この金額で手に入るのは、魚だけではありません。英語を話す理由と、話しかけられる立場です。語学学校では、そこまで買えません。

現地の楽しみ方は、9本まとめて整理しています

オーロラ、国立公園、トレッキング、カヌー、釣り(3か国)、リーフ、スカイダイビング——カナダ・NZ・豪州の9つの制度を公的資料から調べた総まとめワーホリで自然を楽しむ前にです。費用、6か月ルール、法定装備、そして最大の変数である保険まで、共通する構造を6つに整理しました。

屋外の活動は、装備より「規則と現地の連絡手段」で安全度が変わります。入域の許可、天候の急変、圏外になる区間。そして事故の費用は、保険の範囲外になることがあります。

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手続きも仕事探しも、連絡が取れないと止まります。注文から開通まで90日の猶予があるので、渡航前に買っておけます(公式サイトの記載・2026年8月確認)。到着してSIMを契約するまでの空白を、先に埋めておく選択肢です。
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② 日本のカードを1枚用意する|楽天カード
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よくある失敗

失敗①:「釣っていないから大丈夫」と考える

DPIRDは水域内・水上・隣接する場所での釣具の所持を対象として挙げています。

失敗②:餌採りや貝拾いは対象外だと思う

手採り(hand gathering)と餌の採取(bait collecting)も明記されています。

失敗③:3日券・1か月券で領収書を待つ

郵送されません。領収書番号が支払いの証拠です。控えを残してください。

失敗④:領収書を携帯しない

DPIRDは「釣りをしている間、携帯されなければならない」としています。

失敗⑤:州境を意識しない

ビクトリア州で釣るなら別の料金が必要になる場合があるとDPIRDが案内しています。

失敗⑥:Service NSWの窓口で払おうとする

セルフサービスのキオスク端末のみで、フロントカウンターでは支払えないとされています。

今日からできる3つのこと

NSWの釣り料金は3日$7、1か月$14、1年$35、3年$85。居住者と非居住者の区別はありません。年に6回以上釣るなら、1年券が分岐点です。

ただし対象は広い。スピアフィッシングから餌の採取まで、そして「水辺で釣具を所持していること」まで含まれます。「釣っていないから」は通用しません。

そして払ったお金は、釣り人自身が監督する信託に入ります。$7という金額の意味は、そこにあります。

本記事はNSW州 Department of Primary Industries and Regional Development(DPIRD)「Recreational fishing fee」(2025年7月7日更新/2026年8月時点で確認)にもとづきます。本記事はニューサウスウェールズ州の制度であり、オーストラリアの他の州・準州については扱っていません。DPIRD自身が、州境を越えて釣る場合はビクトリア州の料金が必要になる場合があると案内しています。また本記事では、料金の免除に関する詳細(DPIRDは別ページを設けています)、魚種ごとのサイズ制限・尾数制限・禁漁期間、禁漁区域や海洋保護区の規制、使用可能な漁具・漁法については扱っていません。これらは違反すると罰則の対象となり得るため、釣りに行く前に必ずDPIRDの公式情報および該当地域の規則をご確認ください。料金・要件・購入方法は変更されます。なお釣りには水辺での転落・溺水、天候の急変、日射・熱中症、海洋生物との接触などの危険が伴います。ライフジャケットの着用など安全対策を行い、単独での行動は避け、海外旅行保険の補償範囲もあわせてご確認ください。本記事は法的助言ではありません。

よくある質問

NSWで釣りをするのにいくらかかりますか?

NSW州政府(DPIRD)によれば、NSW Recreational Fishing Feeは3日が$7、1か月が$14、1年が$35、3年が$85です。居住者と非居住者による料金の区別は記載されておらず、期間で選ぶ形になっています。分岐点を計算すると、$35÷$7=ちょうど5回なので、3日券を5回買うと1年券と同額になります。つまり年に6回以上釣りに行くなら1年券のほうが有利です。なお1年券を3回買うと$105ですが、3年券は$85なので$20安くなります。

釣りをしていなくても料金が必要ですか?

対象になり得ます。DPIRDは料金の支払いと領収書の携帯が法律で求められる場合として、スピアフィッシング、ハンドライン、手採り、罠、餌の採取、エビ網に加えて「水域内、水上、または水域に隣接する場所で釣具を所持していること」を挙げています。つまり「釣っている」ではなく「釣具を所持している」ことが対象に含まれます。また手採り(hand gathering)や餌の採取(bait collecting)も明記されているため、貝を拾う、餌を掘るといった行為も対象です。「魚を釣っていないから大丈夫」という判断は成り立ちません。

領収書は必要ですか?

携帯が必要です。DPIRDは「あなたの釣り領収書は、釣りをしている間、携帯されなければならない」と明記しています。ただし期間によって扱いが異なり、1年・3年をオンライン・電話・更新レターで支払った場合はプラスチックの領収書が郵送されますが、3日・1か月では郵送されません。DPIRDは「支払いの証拠はあなたの領収書番号であり、権限ある職員から求められた場合に提示できなければならない」としているため、短期券を買う場合は購入後の画面やメールを必ず残してください。なおMy Service NSWアプリでデジタルに紐付けることもできますが、メールアドレスまたは携帯番号がNSW Fisheriesのデータベースに登録されている必要があります。

ニュージーランドと制度は同じですか?

まったく違います。NSWのページには居住者・非居住者による料金の区別が記載されておらず、期間で選ぶだけです。一方ニュージーランドの淡水釣りには非居住者専用ライセンスがあり、シーズン券が$270、1日券が$38で、居住者向けの安いライセンスを買うと「無免許と同等」として最大NZ$5,000の罰金・訴追の対象になり得るとされています。また居住者の条件には「6か月」という居住期間の要件があります。同じ英語圏でも制度の考え方はまったく異なるため、国が変われば必ず調べ直す必要があります。

他の州でも同じ料金で釣れますか?

州ごとに制度が異なります。DPIRD自身がページの最後で「州境を越えて釣りをする予定はありますか。もしそうなら、ビクトリア州のレクリエーション釣り料金を支払う必要があるかもしれません」と注意喚起し、ビクトリア州漁業局へのリンクを置いています。ワーキング・ホリデーでは州をまたぐ移動が珍しくないため、移動のたびに確認が必要です。本記事ではNSW以外の州の制度を扱っていないので、行く州の漁業当局の公式情報でご確認ください。

どこで購入できますか?

DPIRDは4つの方法を挙げています。Service NSWの公式サイトからのオンライン購入、電話(1300 369 365の自動支払い回線)、標準およびゴールドのfishing fee agents(販売代理店)、そしてService NSWセンターです。ただしService NSWセンターについては、セルフサービスのキオスク端末でのみクレジット/デビットカードまたはPayPalで支払う形とされ、フロントカウンターでは支払えないと明記されています。現実的にはオンラインが最も速く、釣具店などの代理店で道具を買うついでに済ませる方法もあります。なお領収書を紛失した場合、プラスチックカードの再発行には$8の処理手数料がかかるとされています。

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本記事の制度・条件・金額は執筆時点で公開情報を確認したものです(確認日:2026年8月8日)。制度や料金は変更される場合があるため、実際の手続き・申請の前に各機関の公式情報を必ずご確認ください。本記事は法的・専門的な助言ではなく、特定の結果を保証するものではありません。