留学に必要な英語スコアは何点か——行き先の種類で変わる答え

留学に必要な英語スコア|出願要件の調べ方と決め方

「留学するには英検やTOEICが何点必要ですか」——この問いには、行き先の種類によって答えが分かれます。

ワーキング・ホリデーの場合、外務省が挙げる査証発給要件に英語スコアの項目はありません。年齢、資金、健康、休暇を過ごす意図。英語力は要件として並んでいません。

語学学校も、多くは入学時のテストでクラスを決めます。出願にスコアを添える形とは違います。

ではどこで必要になるのか。大学・大学院への進学、専門課程、そして就労ビザや永住です。ここでは明確な基準が設けられています。

この記事では、公的資料から「どの段階で、どの種類のスコアが要るのか」を整理します。

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先に、段階ごとに並べます

行き先の種類英語スコアの位置づけ
ワーキング・ホリデー外務省の発給要件に英語スコアの項目はありません
語学学校多くは入学時のテストでクラス分け。出願時のスコア提出とは別
カレッジ・大学・大学院入学要件としてスコアの提出を求められるのが一般的。学校とコースで基準が異なる
就労ビザ職種によって英語力の証明が求められる(NZ・豪州で確認)
永住評価の要素として組み込まれているのが一般的
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ワーホリの査証に、英語要件はありません

外務省が挙げる主な発給要件

外務省の「ワーキング・ホリデー制度」のページには、主な発給要件が並んでいます。 この一覧に、英語のスコアは含まれていません。
ただし外務省は同じページで注記しています。国・地域によって査証の発給要件に違いがあります」。本記事では、個別の国が独自に英語要件を設けているかどうかは確認しておらず、判断も示しません。渡航先が決まったら、必ず駐日公館のページでご確認ください。
つまり「スコアがないから申請できない」と考えて止まる必要は、少なくとも制度の一般的な枠組みの上ではありません。 あわせて読みたいワーホリ中の英語学習法|運営者12ヶ月の7メソッドと進め方ワーホリ中の英語学習法を運営者カナダ12ヶ月実体験で完全解説。日本人ばかりで英語が伸びない人の落とし穴、シャドーイング・

語学学校は「出願」ではなく「入学後」で測ります

クラス分けのテストがあります

語学学校の多くは、入学初日にレベル分けのテストを行います。だから出願の段階でスコアを提出する形とは仕組みが違います。

そして実務上効いてくるのは、入学時のスコアより「レベル分けが何段階あるか」です。語学学校の選び方で扱ったとおり、段階が粗い学校では、自分の実力とクラスの内容がずれやすくなります。

本記事では、個別の語学学校の入学条件については扱っておらず、判断も示していません。コースの種類(一般英語・試験対策・進学準備)によって条件が変わる場合があります。

ただし方向としては、こう言えます。語学学校に入るために先にスコアを取る必要は、一般的にはありません。スコアが要るのは、その先です。

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進学では、スコアが入口になります

ここから性質が変わります
カレッジ・大学・大学院への出願では、英語スコアの提出を求められるのが一般的です。そして基準は学校ごと、コースごとに異なります。
本記事では、具体的な必要スコア(IELTS何点、TOEFL何点など)については扱っておらず、判断も示していません。理由は3つあります。
  • 学校とコースで基準が違う——同じ大学でも学部によって変わります
  • 基準は変更される——年度ごとに見直される場合があります
  • 免除の仕組みがある場合がある——語学学校の進学準備コースを修了することでスコア提出が免除される形をとる学校もあります
だから「留学に必要なスコア」を一般論で覚えても、出願先が決まると結局その学校の要件を見ることになります。
実務的な順番はこうです。①出願候補を3〜5校に絞る →②各校の要件ページで必要スコアと提出期限を確認する →③そこから逆算して受験計画を立てる。
この順番を飛ばして先に勉強を始めると、必要のない試験を受けることになりかねません。学位留学は出願の18か月前で決まるで扱ったとおり、進学は逆算の幅が大きい領域です。
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就労ビザと永住では、要件として明記されています

確認できた範囲で並べます

ニュージーランドのAEWV(認定雇用主就労ビザ)——ニュージーランド移民局は、ANZSCOのスキルレベル3〜5の職については英語力の証明が必要としています。またNZQCFレベル4以上の資格が求められ、資格または職務経験が職と同じ分野・業界であることも条件とされています(学士以上なら分野は問わない)。

オーストラリアのSkills in Demand(482)——豪州内務省は、免除がない限り英語力の基準を満たす必要があるとしています。

カナダの永住(Express Entry)——永住ルートの記事で扱ったとおり、評価の要素として英語力が組み込まれています。

本記事では、これらの具体的な必要スコアや換算表については扱っておらず、判断も示していません。制度の変更が頻繁で、職種や申請区分によって基準が異なるためです。

ただし構造としては、はっきりしています。「一時的に滞在して働く」段階ではスコアを問われにくく、「長く残る」「専門職として雇われる」段階になると、数字で線が引かれます。

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「どの試験を受けるか」は目的で決まります

試験には向き不向きがあります

英検・TOEIC・IELTS・TOEFLは、測っている技能の構成が違います。そして受け入れ先が指定する試験も異なります。

文部科学省の資料では、CEFRのレベルと英検の級の対応が示されています。CEFR A1が英検3級相当、A2が英検準2級相当、B1が英検2級相当、B2が英検準1級相当、C1が英検1級相当。

本記事では、CEFRとTOEIC・IELTSのスコア対応については扱っていません。試験ごとに測る技能の構成が異なるためです。

試験選びの考え方はIELTS・TOEIC・英検の選び方で扱っています。要点は「行き先が受け付ける試験を先に確認する」ことです。受け付けていない試験のスコアは、どれだけ高くても出願には使えません。

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スコアがなくても、確認しておくと効くこと

要件がないことと、困らないことは別です
ワーホリの査証にスコア要件がないとしても、現地で英語を使う場面は消えません。
そして文部科学省の調査によれば、高校3年生でCEFR A2レベル相当以上(英検準2級相当)を実際に取得しているのは31.8%、B1レベル相当以上(英検2級相当)は14.6%とされています。渡航前の英語力の記事で詳しく扱っています。)
同じ調査では、授業の言語活動のうち「話すこと」の割合は全科目合計で3割程度とされています。配分の平均は読むこと2.77に対し、話すこと[発表]1.36。
だから「読めるのに話せない」という状態は、多くの人に共通する構造的な結果です。そしてこれは試験のスコアには表れにくい部分でもあります。
スコアを持っていない場合、渡航前にやる価値があるのは点数を上げることより「詰まる場所を特定すること」です。単語が出ないのか、文の組み立てが遅いのか、聞き取れないのか。詰まり方によって対策が変わります。

調べる前に、確認する3つ

「留学に必要なスコア」という一般的な答えは、存在しません。行き先の種類によって、スコアの位置づけがまったく違うからです。

ワーキング・ホリデーについては、外務省が挙げる発給要件に英語スコアの項目はありません。語学学校も、多くは入学時のテストでクラスを決めます。

スコアが入口になるのは、進学と就労ビザ、そして永住です。そしてそこでは、学校ごと・職種ごとに基準が設定されています。

だから最初にやるのは、勉強を始めることではなく出願先を絞ることです。絞ってから要件を見れば、受ける試験も目標点も自動的に決まります。逆にしてしまうと、必要のない試験を受けることになりかねません。

この記事について:運営者は渡航前のTOEICが500点台、帰国後に780点でした。ただし本記事の制度・要件に関する記述は、個人の経験ではなく公的資料をもとに整理したものです。また運営者はワーホリと語学学校の経験者であり、学位留学は経験していません。
出典は、外務省「ワーキング・ホリデー制度」(令和8年4月1日更新)、文部科学省「令和6年度『英語教育実施状況調査』の結果について」、ニュージーランド移民局(AEWV)、オーストラリア内務省(Skills in Demand)です(いずれも2026年8月時点で確認)。
本記事では、個別の学校・コースの入学要件と必要スコア、CEFRとTOEIC・IELTSのスコア対応、就労ビザ・永住申請における具体的な必要スコアと換算、免除が認められる条件、試験の受験料と日程については扱っておらず、判断も示していません。基準は学校・コース・職種・申請区分によって異なり、変更されます。
とくにワーキング・ホリデーについて、外務省は「国・地域によって査証の発給要件に違いがあります」と明記しています。個別の国が独自の要件を設けている可能性について、本記事では確認していません。渡航先が決まったら、必ず駐日外国公館等のウェブサイトでご確認ください。
制度・要件・基準は変更されます。出願・申請の前に、必ず各機関・各学校の最新の情報をご確認ください。本記事は入学・査証発給・合格を保証するものではありません。

英語の準備でよくある失敗は、読む・解くだけをやることです。選考や現地で必要になるのは、聞き取って即座に返す力。この2つは別の能力です。

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予約なしで回数を重ねられる形式です。読んで理解できることと、その場で口に出せることは別の能力です。渡航前に場数を踏んでおく用途に向きます。
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家族の反対で止まっている場合

外務省はワーホリ渡航者について「事件・事故に遭うケースが大変増えています」と記載しています。だから「大丈夫」と否定から入っても話は進みません。家族に反対されたときの話し方で、公表資料をもとに何を材料にできるかを整理しました。

健康診断・結核検査が必要になる場合
予防接種はビザの要件ではありません(カナダは「完全に任意」「拒否しても申請は拒否しない」と明記)。ただし健康診断や結核検査は要件になり得ます。そして判定するのは国籍ではなく直近の居住歴です。フィリピンや韓国は英国の対象国リストに含まれるため、2か国目のワーホリで条件が変わります。健康診断と予防接種の要件で整理しました。

ビジネス英語なら、教材の厚みが違います

レアジョブ英会話の教材を全部数えると1,261レッスン。うちビジネス英会話が500で最多でした。日常英会話360の1.4倍です。料金は毎日25分7,980円、月8回なら4,980円(1回623円)ただしワーホリ専用教材はありません。教材1,261レッスンの内訳をネイティブキャンプと同じ日に数えて比べました。

ネイティブと話すなら、料金の分岐点があります

Camblyの料金は36通り。1レッスン30分で346円〜3,400円と約10倍の開きがあります。月4回程度ならネイティブ最安(12ヶ月契約のPrivate+週1で月4,152円)、月30回なら3社とも21〜22円/分に収束しました。講師は100%ネイティブで、渡航先のアクセントで絞り込めます。料金36通りとコース1000レッスンを全部数えました。

渡航先や進学先によっては、スコアの提出を求められます。そして試験ごとに対策の中身が違います。目的が決まっているなら、対策も分けたほうが速い。いずれも無料の体験・相談があります。

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よくある質問

ワーホリに英検やTOEICのスコアは必要ですか?

外務省が挙げるワーキング・ホリデー査証の主な発給要件に、英語スコアの項目はありません。要件として並んでいるのは、相手国・地域に居住する国民・住民であること、主として休暇を過ごす意図、査証申請時の年齢、被扶養者を同伴しないこと、旅券と帰りの航空券等、必要な資金、健康であること、以前に発給されたことがないこと(一部を除く)です。ただし外務省は「国・地域によって査証の発給要件に違いがあります」と明記しており、個別の国の要件については本記事では確認していません。駐日公館でご確認ください。

語学学校に入るのにスコアは要りますか?

語学学校の多くは入学時のテストでクラス分けを行うため、出願段階でスコアを提出する形とは仕組みが異なります。ただしコースの種類(一般英語・試験対策・進学準備)によって条件が変わる場合があります。本記事では個別の学校の入学条件については扱っていません。

大学やカレッジに進学する場合はどうですか?

進学の場合、英語スコアの提出を求められるのが一般的です。ただし基準は学校ごと・コースごとに異なり、同じ大学でも学部によって変わります。また年度ごとに見直される場合や、語学学校の進学準備コース修了でスコア提出が免除される形をとる学校もあります。本記事では具体的な必要スコアの判断は示しません。出願候補を絞ってから、各校の要件ページでご確認ください。

就労ビザには英語要件がありますか?

確認できた範囲では、ニュージーランド移民局はAEWVについてANZSCOのスキルレベル3〜5の職では英語力の証明が必要としています。オーストラリア内務省もSkills in Demand(482)について、免除がない限り英語力の基準を満たす必要があるとしています。具体的な必要スコアや換算については本記事では扱っていません。

どの試験を受ければよいですか?

行き先が受け付ける試験を先に確認してください。受け付けていない試験のスコアは、どれだけ高くても出願には使えません。なお文部科学省の資料では、CEFR A1が英検3級相当、A2が英検準2級相当、B1が英検2級相当、B2が英検準1級相当、C1が英検1級相当と示されています。本記事ではCEFRとTOEIC・IELTSのスコア対応は扱っていません。

スコアがない場合、渡航前に何をすればよいですか?

本記事では、点数を上げることより「詰まる場所を特定すること」を先に挙げています。単語が出ないのか、文の組み立てが遅いのか、聞き取れないのか。詰まり方によって対策が変わるためです。なお文部科学省の調査では、高校3年生で英検準2級相当以上を実際に取得しているのは31.8%、2級相当以上は14.6%とされています。また授業の言語活動のうち「話すこと」の割合は全科目合計で3割程度とされています。

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本記事の制度・条件・金額は執筆時点で公開情報を確認したものです(確認日:2026年8月16日)。制度や料金は変更される場合があるため、実際の手続き・申請の前に各機関の公式情報を必ずご確認ください。本記事は法的・専門的な助言ではなく、特定の結果を保証するものではありません。