英国の語学学校を比べる|高いのは授業料ではなく、家賃のほう

英国の語学学校を比べる|高いのは授業料ではなく、家賃のほう
悩んでいる人「「ロンドンは高い」と言われます。授業料に限ると、その差は思ったより小さいのです。」

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こんなお悩みに答えます。

本記事の内容
  • 同じ学校の5校舎で、ロンドンと地方の授業料がいくら違うか
  • 校舎を変えるより効く、時間帯の選び方
  • 英国で本当に重い費用はどれか
  • 英国では学校が実際に潰れたことがある、という話
本記事の信頼性

運営者は大学時代に米国へ半年の交換留学、卒業後にカナダで12ヶ月のワーキングホリデー(バンクーバー5ヶ月+バンフ7ヶ月)を経験しました。英語は高校で赤点20点台、渡航前のTOEICは500点台、帰国後に780点。年収は渡航前450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になっています。訪問したのは米国とカナダのみで、他国は各当局の一次情報を調べてまとめています。

結論|授業料の差は、週£36しかありません

英国の語学学校を調べて、公式サイトで料金を確認できたのはSt Giles International 1校でした。ただしこの学校は5校舎の価格を並べて公開しているので、同じ学校の中で「都市が違うといくら変わるか」が読み取れます。

校舎1〜3週4〜7週8〜11週12〜23週24週〜
London Central£339£307£290£272£239
Brighton£330£298£280£264£232
London Highgate£312£282£266£250£220
Cambridge£306£277£260£245£215
Eastbourne£303£274£258£242£213

※ St Giles International の公式「Course Dates and Prices 2026」(2026年9月6日確認)から。週20レッスンの午後コース(Off-Peak Afternoon)の週あたり授業料です。円換算は1ポンド216円。

いちばん高い校舎と、いちばん安い校舎の差
1〜3週 … London Central £339 と Eastbourne £303 で 週£36(約7,776円)
24週〜 … £239 と £213 で 週£26(約5,616円)
長く通うほど、都市の差は縮みます。
この記事は1校しか扱っていません
カナダ・NZ・豪州は3校、アイルランドは2校を比べましたが、英国はSt Giles International 1校だけです。
公式サイトで料金を確認できる学校が見つけにくかったためで、「この学校がいちばん良い」という意味ではありません。
運営者の一次体験は米国とカナダだけで、イギリスには行っていません。
あわせて読みたいSt Gilesの無給インターン|£780払って6か月働く条件£780を払って無給。5校舎中3校が対象

★校舎を変えるより、時間帯を変えるほうが効きます

同じ校舎の中で、午前と午後で価格が違います。

校舎午前
09:00〜13:00
午後
13:45〜17:40
London Central£424£339£85(20%)
Brighton£412£330£82(20%)

※ どちらも週20レッスン、1〜3週の場合の週単価です。公式は午後を「Off-Peak(オフピーク)」と呼び、「予算を抑えたい学生向け」と説明しています。他の3校舎の午前の価格は、PDFの体裁上どの数字がどのコースか確定できなかったため載せていません。

どちらが金額に効くか
校舎を変える … 週£9〜£36 の差
午前を午後に変える … 週£82〜£85 の差
「どこで学ぶか」より「いつ学ぶか」のほうが、2倍以上効きます。

ただし午後にすると、平日の日中が授業でつぶれます。働きながら通う計画なら、そこが判断の分かれ目になります。アイルランドのILSC も午前と午後で週€70の差があり、同じ構造でした。

あわせて読みたいイギリスの語学学校|期間の上限がない国での費用の抑え方先に読む。制度に上限がない代わりに費用が重い

★英国で重いのは、授業料ではありません

イギリスの語学学校 では「制度に期間の上限がない代わりに、費用が重い」と書きました。その「重い」の中身を分けて考えます。

費目校舎による差(12週)
授業料£312(約6.7万円)
London Central £3,264 と Eastbourne £2,904 の差
家賃ロンドンと地方で桁が変わることがありますロンドンのワーホリ生活

12週の授業料で£312(約6.7万円)の差です。これは小さくありませんが、ロンドンの家賃と地方の家賃の差に比べると、影響は限定的です。

学校の場所を決めるときは、授業料ではなく滞在費で比べてください。授業料だけを見て「ロンドン以外にしよう」と決めると、判断の材料が足りていません。

期間の上限がないことを、どう使うか

英国のYMS(Youth Mobility Scheme)には、他の4か国にある「就学は◯か月まで」という上限が示されていません。

ワーホリで通える期間
豪州最大4か月(ビザ条件8548)
NZ最大6か月
アイルランド短期コースで6か月まで
英国(YMS)期間の上限が示されていません

だから英国では「働いて資金を作ってから、学び直す」という組み方ができます。YMSは2年なので、1年目に働いて、2年目に入る前に学校へ戻るという設計が可能です。

そして期間が長くなるほど、週単価は下がります。London Centralの午後コースは1〜3週£339に対して24週以上で£239。週£100(約2.2万円)下がります。

あわせて読みたい英国ワーホリYMS|年6,000枠の申請方法と滞在の使い方抽選制。すべてはビザが取れてから

就労体験は「無給」が前提です

St GilesにはYMSビザ保持者向けの就労体験プログラムがあります。ただし公式に「無給」と明記されています。

項目内容
紹介料£780(通常)/£815(専門職)
期間学校を修了したあと、最大6か月
報酬公式に「These positions are unpaid」と明記
条件YMSビザ保持者のみ/18歳以上/B1+/最低2週間の受講貯金£2,530
対象校舎5校舎中3校(London Central・London Highgate・Brighton)
同じくらいの紹介料で、受け取るか払うかが逆になります
英国 St Giles … £780(約16.8万円)を払って、無給
NZ NZLCNZ$1,610〜(約14.8万円)を払って、時給NZ$23.95を保証
「インターン」という言葉だけでは、この差が分かりません。時給の記載を必ず探してください。

詳しくは St GilesのYMSプログラム にまとめています。お金を稼ぐことが目的なら、NZの有給インターン のほうが噛み合います。

英国では、学校が潰れたことがあります

調べていて気になったことがあります。かつて英国で複数校を運営していた British Study Centres は、2020年に破産管財下に置かれたと報じられています。

※ 運営者が確認したのは検索結果までで、一次資料には当たっていません。事実関係は自分で確かめてください。

アイルランドには、法律に基づく学習者保護があります
ATCMediPelILSCLearner Protection Fee £30
どちらも2012年 Qualifications and Quality Assurance Act 第65条に基づくもので、
学校が閉鎖したらコースの移管か、直近に払った授業料の返金が想定されています。
豪州にも TPS(Tuition Protection Service)があります。

英国について同じ仕組みがあるかどうかは、この記事では確認できていません。「無い」という意味ではなく、運営者が公式情報で確かめられていないということです。

長期の授業料を前払いするなら、そこは聞いておく価値があります。24週分をまとめて払えば£5,000を超えます。「学校が閉鎖したらどうなりますか」は、失礼な質問ではありません。

見積もりを受け取ったら、この順番で読んでください

確認することなぜ
1午前か午後か週£82〜£85変わります。校舎の差より大きい
2期間の段1〜3/4〜7/8〜11/12〜23/24週〜の5段階です
3滞在費ここが英国で重い部分です。授業料より先に確認します
4就労体験が有給か英国は無給と公式に明記されています
5学習者保護の仕組み長期を前払いするなら聞いておく
6ビザが取れるかYMSは年6,000枠の抽選。すべてはここから

6番が最初の関門です。英国のワーホリは抽選なので、行くと決めても行けるとは限りません。申請の流れは 英国ワーホリYMS にまとめています。

他の国と比べたい場合は カナダNZ豪州アイルランドフィリピン に同じ形でまとめています。国ごとに、比べるべき物差しが違います。

留学の費用は、学費より「学費以外」で外れます。滞在費、保険、渡航費、現地での初期費用。そして各社の見積もりは、どこまでを含めるかが違います。同じ条件で3社に出してもらうと、含まれていない項目が浮かび上がります。
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よくある質問

ロンドンの語学学校は高いですか?

授業料に限れば、差は小さいです。St Gilesの午後コース(週20レッスン)で、London Central £339に対してBrighton £330、Cambridge £306、Eastbourne £303です。いちばん高い校舎と安い校舎の差は週£36(約7,776円)で、12週なら£312(約6.7万円)です。英国で費用が重いと言われるのは家賃のほうなので、学校の場所は滞在費で比べてください。

いちばん安くする方法は?

校舎を変えるより、午前から午後に変えるほうが効きます。London Centralで午前£424に対して午後£339、Brightonで午前£412に対して午後£330で、どちらも約20%(週£82〜£85)下がります。校舎の差は週£9〜£36なので、時間帯のほうが2倍以上効きます。ただし午後にすると平日の日中が授業でつぶれるので、働く計画とあわせて決めてください。

なぜ1校しか載っていないのですか?

英国では公式サイトで料金を確認できる学校が見つけにくかったためです。St Giles Internationalは公式PDFで5校舎ぶんの価格を公開していたので、「同じ学校で都市が違うといくら変わるか」という形で比べています。他の学校がこれより高い・安いという意味ではありません。

英国は何か月通えますか?

英国のYMS(Youth Mobility Scheme)には、他の4か国にある就学期間の上限が示されていません。豪州は最大4か月、NZは最大6か月、アイルランドも短期コースで6か月までですが、英国にはその制限が見当たりません。YMSは2年間なので、1年目に働いて資金を作ってから学び直すという組み方もできます。

就労体験は有給ですか?

St GilesのYMSプログラムは無給です。公式に「These positions are unpaid」と明記されています。紹介料は£780(専門職は£815)で、さらに貯金£2,530が条件に入っています。同じくらいの紹介料でも、NZのNZLCは時給NZ$23.95を保証しているので、方向が正反対です。

学校が潰れたらお金は戻りますか?

英国について、この記事では確認できていません。アイルランドには2012年の資格・品質保証法に基づく学習者保護(ATCのMediPel、ILSCのLearner Protection Fee)があり、豪州にもTPS(Tuition Protection Service)があります。英国で複数校を運営していたBritish Study Centresは2020年に破産管財下に置かれたと報じられているので、長期分を前払いするなら学校に直接確認してください。

期間はどう区切られていますか?

St Gilesの場合は1〜3週、4〜7週、8〜11週、12〜23週、24週以上の5段階です。London Centralの午後コースなら£339から£239まで下がり、24週以上では1〜3週より週£100(約2.2万円)安くなります。英国は就学期間に上限がないので、長期にするほど週単価は下がります。

ビザはどうすればいいですか?

英国のワーキングホリデー(YMS)は年6,000枠の抽選です。行くと決めても取れるとは限らないので、学校選びより先にビザの申請時期を確認してください。申請の流れは英国ワーホリYMSの記事にまとめています。

帰国後のキャリアを、数字で設計する

運営者は渡航前年収450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になりました。使ったエージェントと3社並行の進め方をまとめています。

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本記事の制度・条件・金額は執筆時点で公開情報を確認したものです(確認日:2026年8月16日)。制度や料金は変更される場合があるため、実際の手続き・申請の前に各機関の公式情報を必ずご確認ください。本記事は法的・専門的な助言ではなく、特定の結果を保証するものではありません。