同じ学校で都市を変える|最低週数と通知、あとで決めると増える費用

同じ学校で都市を変える|最低週数と通知、あとで決めると増える費用
悩んでいる人「気に入らなかったら、同じ学校の別の街に移ればいいと思っていました。」

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こんなお悩みに答えます。

本記事の内容
  • 複数校舎を持つ7校のうち、移動の条件を公開している学校
  • 事前に決めるか、あとで決めるかで変わる費用
  • 校舎によって使えないプログラムがあること
  • 校舎を変えるより安く済む方法
本記事の信頼性

運営者は大学時代に米国へ半年の交換留学、卒業後にカナダで12ヶ月のワーキングホリデー(バンクーバー5ヶ月+バンフ7ヶ月)を経験しました。英語は高校で赤点20点台、渡航前のTOEICは500点台、帰国後に780点。年収は渡航前450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になっています。訪問したのは米国とカナダのみで、他国は各当局の一次情報を調べてまとめています。

結論|移れる前提で選ばないでください

タビポタでは6か国20校を調べました。そのうち7校が複数の校舎を持っています。 ただし「移れるか」を公開しているのは、その中の1校だけでした。

①手順と費用を公開しているのはLangportsだけです
他の6校は校舎の場所は書いていますが、移動の条件は見当たりませんでした。

②事前に決めるかどうかで、$610変わります
Langportsは事前予約なら入学金と滞在手配料が1回分で済みます。

③校舎によって、使えないプログラムがあります
St GilesのYMS就労体験は5校舎中3校だけが対象です。
運営者は校舎の移動を経験していません
カナダでバンクーバー5ヶ月とバンフ7ヶ月を過ごしましたが、 語学学校の校舎を移ったわけではありません。
この記事は各校の公式サイトに書かれている条件をまとめたものです。
あわせて読みたい田舎の語学学校|安いのは授業料、高いのは観光地どの校舎を選ぶかの話。こちらは「あとで変えられるか」

複数校舎を持つ7校|どこにいくつあるか

学校(国)校舎
Greenwich College(豪州)シドニー(2校舎)・メルボルン・ブリスベン・ゴールドコースト・パース・アデレード6都市7校舎
St Giles(英国)ロンドン中央・ロンドンハイゲート・ブライトン・ケンブリッジ・イーストボーン5校舎
API BECI(フィリピン)バギオのEOP・Sparta・Cityの3キャンパス3キャンパス
Langports(豪州)ブリスベン・ゴールドコースト2校舎
Impact English(豪州)メルボルン・ブリスベン2校舎
LSNZ(NZ)クイーンズタウン・クライストチャーチ2校舎
ATC(アイルランド)ダブリン・ブレイ2校舎
VanWest(カナダ)バンクーバー・ケロウナ2校舎

NZLCもオークランドとウェリントンの2都市にあります。 複数校舎そのものは珍しくありません。

ところが、移動の条件を書いている学校は少ないのです
Langports … 手順・最低週数・通知・手数料・節約額まで公開
API BECI … 「目的に応じてキャンパスを変更できる」と明記。ただし費用の記載なし
他の6校 … 校舎の場所は書いてありますが、移動の条件は見当たりません
「複数校舎がある=移れる」ではありません。

Langportsの条件|移動のコストが全部書いてあります

唯一まとまって公開されているので、これを移動コストの見本として読みます。

項目条件
各校舎の最低期間4週ずつ
入学金・滞在手配料事前予約なら1回分で済みます
渡航後に移る場合2週間前に通知し、移った先で4週以上
出席率80%以上ないと移れません
閉鎖コース中移れません(Cambridgeなど)
気が変わって戻る場合$100の事務手数料
滞在手配料(延長なしの移動)通常の50%
「あとで決める」と$610高くなります
事前に2校舎を予約しておけば、入学金$290と滞在手配料$320が1回分で済みます。
合計$610(約6.9万円)の差です。
渡航後に思い立って移ると、この扱いになりません。
2都市を回る可能性が少しでもあるなら、申し込みの時点で言ってください。

もう1つ効くのが出席率80%です。 移りたいと思った時点で出席率が足りなければ、条件を満たしていません。 移動は「いつでもできる権利」ではないという設計になっています。

他校への転校は、最初の6か月できません

ここは同じ学校の中で移るのとは、まったく別の話です。

Langportsの規約には「学生は(最初の6か月)他校へ移ることを認められない」という趣旨の記載があります。 豪州は学生ビザの制度としても、最初の6か月は原則として学校を変えられません。

2つを区別してください
同じ学校の別校舎へ … Langportsなら条件つきで可能(4週・通知・出席率)
別の学校へ最初の6か月は不可。ビザの種類でも変わります
「合わなければ学校を変えればいい」は、豪州では成り立ちにくい前提です。
あわせて読みたい語学学校の授業料|「週20時間」と「週20レッスン」の違い校舎の差より、時間帯の差のほうが大きい話

校舎で、使えるプログラムが変わります

金額より先に確認したいのがこれです。安い校舎を選ぶと、目的のプログラムが使えないことがあります。

学校プログラム対象の校舎
St Giles(英国)YMSの就労体験5校舎中3校だけ
(ロンドン中央・ロンドンハイゲート・ブライトン)
St Giles(英国)ケンブリッジとイーストボーンは記載なし
ATC(アイルランド)Job Club午前コースが条件(校舎ではなく時間帯で決まります)

St Gilesでいちばん授業料が安いのはイーストボーン(週£303)ですが、 YMSの就労体験は対象外です。 週£36を節約して、目的のプログラムを失うことになりかねません。

順番は「プログラム → 校舎」です
使いたいプログラムがあるなら、先にそれが使える校舎を絞ってください。
料金表から入ると、安い校舎を選んでから使えないと分かります。

校舎を変えるより、時間帯を変えるほうが安く済みます

St Gilesの5校舎で、授業料の差はどのくらいかを見ます。

校舎午後コース・週20レッスン(1〜3週)
London Central£339
Brighton£330
Cambridge£306
Eastbourne£303

いちばん高い校舎と安い校舎の差は週£36(約7,776円)。 12週で組んでも£360(約7.8万円)です。

同じ校舎で午前から午後に変えると、週£85安くなります
校舎の差 … 週£36(ロンドン中央 ↔ イーストボーン)
時間帯の差 … 週£85(午前 → 午後)
引っ越さずに、2倍以上の節約になります。
→ しかもロンドンに住んだままです。

英国で費用が重いと言われるのは家賃のほうです。 学校の場所は、授業料ではなく滞在費で比べてください。

あわせて読みたい語学学校の返金規定|4校に共通して出てくる「4週」移動にも最低4週が出てきます

校舎で変わるもの|滞在費と、規模

授業料が同じでも、滞在費は違います

LSNZ(NZ)の2校舎が分かりやすい例です。授業料は同じですが、住む費用が変わります。

項目クイーンズタウンクライストチャーチ
授業料同じ
シングル寮NZ$330/週NZ$300/週+$30
ツイン寮NZ$250/週NZ$220/週+$30
ドミトリー設定なしNZ$160/週
ホームステイNZ$420/週NZ$400/週+$20
光熱費(冬 4〜9月)NZ$80/週NZ$70/週+$10

効くのは金額の差よりドミトリーの有無です。 クイーンズタウンにはいちばん安い部屋の選択肢がありません。 比べるならシングル寮 $330 と ドミトリー $160で、週$170の差になります。

ATCも同じ形です
ブレイ(海辺の町)とダブリン(首都)で授業料が違いますが、差は期間で縮みます。
1〜4週 … €305 と €345 で €40の差
25週〜 … €210 と €220 で €10の差
長く通うほど、地方を選ぶ意味は薄くなります。
→ しかも働く場所がダブリンなら、交通費と時間が上乗せされます。

キャンパスの規模が違う場合があります

VanWest(カナダ)は2校舎の規模をはっきり公開しています。

項目バンクーバーケロウナ
所在ダウンタウン中心部(Nelson St)オカナガン渓谷(Leon Ave)
教室数168
設備PCラボ・ラウンジ・パティオPCラボ・ラウンジ
立地交通至便・都市型バスターミナルの近く

教室数が2倍違います。教室が多いほどレベルの段が細かく分かれる可能性があります。 自分のレベルにちょうど合うクラスがあるかどうかは、規模で変わる部分です。

API BECI(フィリピン)の3キャンパスは、性格そのものが違います。 1日4時間から10時間まで、学習時間に2.5倍の差があります。 公式は「目的に応じてキャンパスを変更できる」と書いていますが、 変更にかかる費用は公開されていません。

申し込む前に確かめること

確認することなぜ聞くか
移動できるか複数校舎があっても、条件が公開されていない学校が大半です
事前予約で安くなるかLangportsは$610の差。あとで決めると割高になります
各校舎の最低週数4週ずつなら、8週未満で2都市は回れません
通知は何週前か2週間前が目安。思い立ってすぐは動けません
出席率の条件80%以上という学校があります
使いたいプログラムの対象校舎St GilesのYMSは5校舎中3校だけです
滞在費が校舎で違うか授業料が同じでも、寮とホームステイは違います
安い部屋の選択肢があるかクイーンズタウンにはドミトリーがありません
「移れる」と言われたら、書面をもらってください
口頭で「移れますよ」と言われても、条件と費用は別です。
最低週数・通知・出席率・手数料・滞在手配料の扱いを、 メールなど文字の残る形で受け取ってください。

まとめ|2都市を回るなら、申し込みの時点で決める

覚えるのは3つです
複数校舎があっても、移れるとは限りません。条件を公開しているのは1校だけ
あとで決めると$610高くなります(Langportsの場合)
校舎でプログラムが変わります。安い校舎で目的を失わないように

そして節約としては
・校舎の差は週£36、時間帯の差は週£85引っ越すより時間割
・授業料が同じでも滞在費は違う(LSNZは寮で週$30差、ドミトリーの有無も)
・地方が安いのは短期だけ(ATCは€40差が25週で€10差まで縮みます)

2つの街で暮らしてみたい、という理由は十分に成り立ちます。 ただ「行ってから決める」と、費用と条件で詰まります。 回る可能性があるなら、申し込みの時点で伝えてください。

確認した情報

留学の費用は、学費より「学費以外」で外れます。滞在費、保険、渡航費、現地での初期費用。そして各社の見積もりは、どこまでを含めるかが違います。同じ条件で3社に出してもらうと、含まれていない項目が浮かび上がります。
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よくある質問

同じ学校なら、別の校舎に移れますか?

学校によります。調べた7校のうち、移動の手順と費用を公開していたのはLangports(豪州)だけでした。API BECI(フィリピン)は「目的に応じてキャンパスを変更できる」と明記していますが費用の記載がありません。他の6校は校舎の場所は書いていますが、移動の条件は見当たりませんでした。

移動にはいくらかかりますか?

Langportsの場合、事前に2校舎を予約しておけば入学金$290と滞在手配料$320が1回分で済みます。渡航後に思い立って移るとこの扱いにならず、合計$610(約6.9万円)の差になります。また気が変わって戻る場合は$100の事務手数料、延長なしの移動なら滞在手配料は通常の50%です。

渡航後に移る条件は何ですか?

Langportsでは2週間前の通知と、移った先で4週以上受講することが条件です。さらに出席率80%以上が必要で、Cambridgeなどの閉鎖コースを受講中は移れません。移動は「いつでもできる権利」ではなく、条件を満たしている場合に限られます。

合わなかったら他の学校に移れますか?

豪州では最初の6か月は難しくなります。Langportsの規約に他校への転校を認めない趣旨の記載があり、学生ビザの制度としても原則として最初の6か月は学校を変えられません。同じ学校の別校舎へ移るのと、別の学校へ移るのは、まったく別の話として考えてください。

どの校舎でも同じプログラムが使えますか?

使えない場合があります。St Giles(英国)は5校舎ありますが、YMSの就労体験の対象はロンドン中央・ロンドンハイゲート・ブライトンの3校だけで、ケンブリッジとイーストボーンには記載がありません。いちばん授業料が安いイーストボーンを選ぶと、この就労体験は使えないことになります。

校舎を変えると、どのくらい安くなりますか?

St Gilesの午後コースで、London Central £339に対してEastbourne £303。差は週£36(約7,776円)で、12週でも£360(約7.8万円)です。一方、同じ校舎で午前から午後に変えると週£85安くなります。引っ越さずに2倍以上の節約になるので、まず時間帯を検討してください。

校舎が違うと滞在費も変わりますか?

変わります。LSNZ(NZ)は2校舎とも授業料が同じですが、シングル寮はクイーンズタウンが週$330、クライストチャーチが$300です。効くのは金額差より選択肢で、クイーンズタウンにはドミトリー($160)の設定がありません。比べると週$170の差になります。

地方の校舎を選べば安く済みますか?

短期なら効きます。ATC(アイルランド)はブレイとダブリンで1〜4週なら€40の差ですが、25週以上では€10の差まで縮みます。長く通うほど地方を選ぶ意味は薄くなります。またブレイからダブリンへ働きに出るなら、交通費と時間が上乗せされます。

校舎の規模は関係ありますか?

レベル分けに影響する可能性があります。VanWest(カナダ)はバンクーバーが教室16、ケロウナが8と公開しており、2倍の差があります。教室が多いほどレベルの段が細かく分かれる可能性があるので、自分のレベルに合うクラスがあるかは規模で変わる部分です。

2都市を回りたい場合、何を先に決めますか?

申し込みの時点で「回る可能性がある」と伝えてください。Langportsのように事前予約で$610安くなる学校があります。また各校舎の最低週数が4週なら、8週未満では2都市を回れません。使いたいプログラムがある場合は、それが使える校舎から絞るのが順番です。

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