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こんなお悩みに答えます。
- 国も会社も違う4校に共通して出てくる「4週」という数字
- 渡航前と渡航後で、まったく別の規定になること
- 返金額を式で計算すると、半分どころではないこと
- 学校が潰れたときの保護が、国によって有無が分かれること
運営者は大学時代に米国へ半年の交換留学、卒業後にカナダで12ヶ月のワーキングホリデー(バンクーバー5ヶ月+バンフ7ヶ月)を経験しました。英語は高校で赤点20点台、渡航前のTOEICは500点台、帰国後に780点。年収は渡航前450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になっています。訪問したのは米国とカナダのみで、他国は各当局の一次情報を調べてまとめています。
結論|最初の4週は、戻らない前提で考えてください
タビポタでは6か国20校の公式サイトから、キャンセルと返金の規定を集めました。 分かったことが3つあります。
カナダ・フィリピン・豪州・NZ。国も運営会社も違うのに、同じ数字です。
②「キャンセル」は渡航前と渡航後で別の規定です
そして公開されているのは、たいてい片方だけでした。
③返金額は「残り週数の何割」ではありません
12週で申し込んで4週で帰ると、戻るのは2週分という学校があります。
運営者の一次体験は米国とカナダだけで、20校とも通っていません。
書いているのは公式サイトに載っている規定で、確認日を各所に付けています。
規定は改定されます。申し込む前に、必ず公式サイトと契約書で確認してください。
「4週」|国も会社も違う4校に、同じ数字が出てきます
集めてみて、最初に目についたのがこれでした。
| 学校(国) | 公式の書き方 | 意味 |
|---|---|---|
| ILAC(カナダ) | 「最初の4週間は返金不可」 | 4週で申し込むと返金の余地がありません |
| English Fella 2(フィリピン) | 返金額=(残りの滞在週 − 4週)× 50% | 残り4週以下ならゼロです |
| Langports(豪州) | 開始4週間を切ると4週分の授業料を差し引き | 直前キャンセルの実質的な下限です |
| LSNZ(NZ) | 寮は最低4週。早期退去は返金なし | 4週より短くは出られません |
カナダ・フィリピン・豪州・ニュージーランド。 運営している会社も、通貨も、法律も違います。それでも「4週」が揃います。
理由は公式サイトに書かれていないので、ここでは推測しません。ただ結果として言えることは1つあります。
最初の4週は、途中でやめても戻らない前提で見積もってください。
→ 迷っているなら短く申し込んで、現地で延長するほうが損失は小さくなります。
→ 長期割引で単価が下がる学校でも、下がる額と、戻らない額を比べてから決めます。
長期割引との兼ね合いは学校で違います。NZLCのように週$470から$450まで段が下がる学校では、 長く申し込むほど単価は下がります。その差額と、途中でやめた場合に戻らない額は、別々に計算してください。
あわせて読みたいホームステイの契約|週いくらの外側にある5つの費目滞在先の解約と変更は、授業料とは別の規定「キャンセル」が2つある|渡航前と渡航後
ここが、いちばん誤解の起きるところです。同じ「キャンセル」でも、規定はまったく別です。
渡航前のキャンセル|日数で段が分かれます
EV Academy(フィリピン)が、いちばん細かく公開していました。
| キャンセルの時期 | 授業料 | 寮費 | 登録料 |
|---|---|---|---|
| 出発29日以上前 | 100% | 100% | 100% |
| 出発14〜28日前 | 100% | 100% | 返金なし |
| 出発14日未満 | 1週分を差し引き | 1週分を差し引き | 返金なし |
同じフィリピンのEnglish Fella 2は、金額で決めています。 21日以内で150ドル、14日前から前日で300ドルのペナルティです。
豪州のLangportsは、開始の4週間より前なら原則として全額(入学金を除く)。 4週間を切ると4週分の授業料を差し引かれます。
EV Academy … 29日以上前なら登録料まで全額戻ります
English Fella 2 … 21日以内でも150ドルで済みます(定額)
Langports … 4週間を切ると4週分。金額としては最も重くなります
→ 「いつ決めるか」で有利な学校が変わります。
渡航後のキャンセル|式で決まります
途中で帰国する場合です。ここを公開している学校は多くありません。
English Fella 2の規定を引用します。
「残りの滞在週から4週間分を引いた額の50%が返金されます。」
「週の半ばに申請した場合は、その週は含まれません。」
「退学処分となった場合は生徒側の意図的な行為によるものとみなし、一切の返金は行いません。」
※ 出典:English Fella 公式サイト「学校規則」(2026年9月4日確認)
この式に数字を入れます。12週で申し込んで、4週で帰国する場合です。
| 計算 | 結果 |
|---|---|
| 申し込んだ週数 | 12週 |
| 通った週数 | 4週 |
| 残りの滞在週 | 8週 |
| そこから4週を引く | 4週 |
| その50% | 2週分 |
| 戻らない分 | 6週分 |
8週分を残して帰るのに、戻るのは2週分です。 「半分返る」でもありません。残りの4分の1です。
残り4週で帰る場合 … 4週 − 4週 = 0。返金はゼロです
残り6週で帰る場合 … (6−4)×50% = 1週分
残り20週で帰る場合 … (20−4)×50% = 8週分
→ 長く申し込んだ人ほど、率としては戻りますが、失う絶対額は大きくなります。
カナダのILACは「最初の4週間は返金不可」と書いています。 豪州のLangportsは「開始後のキャンセルは返金なし」です。 NZのLSNZは寮について「最低4週、早期退去は返金なし」と明記しています。
片方しか公開していない学校があります
| 学校 | 渡航前 | 渡航後(途中帰国) |
|---|---|---|
| EV Academy | 3段階で公開 | 記載が見当たりません |
| English Fella 2 | ペナルティ額のみ | 式を公開 |
| Langports | 公開 | 公開(返金なし) |
| ILAC | — | 公開(最初の4週は不可) |
| フィリピンの他4校 | 公式サイトに記載が見当たりません | |
「返金規定があります」と言われても、どちらの話なのかは分かりません。 渡航前と渡航後を、別々に聞いてください。
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入学金と登録料は、ほぼ確実に戻りません
授業料が戻っても、戻らない費目があります。公式に「返金不可」と書かれているものです。
| 学校 | 費目 | 金額 | 公式の記載 |
|---|---|---|---|
| ILSC(アイルランド) | 登録料 | €75 | 「1回のみ・返金不可」と明記 |
| ILAC(カナダ) | Registration Fee | C$225 | 返金不可 |
| ILAC(カナダ) | Student Service Fee | C$25/週 | 返金不可 |
| ILAC(カナダ) | Homestay Placement Fee | C$230 | 返金不可 |
| EV Academy(フィリピン) | 登録料 | — | 出発14日前以降は返金なし |
| Langports(豪州) | 入学金 | — | 「全額返金」の対象外 |
ILACの場合、返金不可の費目を足すと4週で C$225+C$100+C$230=C$555(約6.4万円)です。 4週の総額が C$3,715 なので、約15%が最初から戻らない計算になります。
逆に戻るものもあります。名前が似ているので混ざりやすいところです。
| 学校 | 費目 | 金額 | 戻る条件 |
|---|---|---|---|
| NZLC(NZ) | 教科書保証金 | NZ$100 | 終了後1週間以内に返却すれば戻ります |
| LSNZ(NZ) | 寮の保証金 | NZ$300 | 鍵を返し、部屋に破損がなければ戻ります |
| LSNZ(NZ) | 寝具レンタル料 | NZ$100 | 必須で、戻りません |
| 3D ACADEMY(フィリピン) | デポジット | 1,500〜7,500 PHP | 退寮時に返金 |
「保証金(デポジット)」は戻り、「登録料・入学金」は戻らないのが基本の形です。 ただしLSNZの寝具レンタル料のように、保証金と一緒に請求されるのに戻らないものが混じります。
返金にも手数料がかかります
見落としやすい項目です。返してもらうこと自体にお金がかかる学校があります。
返金の事務手数料 … A$30
国際送金で受け取る場合 … さらにA$30
→ 合計 A$60(約6,800円)
※ 払うときの話ですが、クレジットカード払いは3%上乗せとも書かれています。 A$7,000 なら A$210(約2.4万円)です。
日本の口座で受け取る場合は国際送金になるので、2つとも発生すると考えておくのが安全です。
ビザ却下は、期限つきの手続きになります
学生ビザで通う場合に効いてきます。Langportsはビザ却下を返金の対象としていますが、条件があります。
期限を過ぎたときの扱いは公式に書かれていません。
ただし、開始前か開始後かで変わる可能性があります。
公式サイトはFAQで「ビザ却下の場合は返金対象」と書き、 別の箇所で「開始後のキャンセルは返金なし(ビザ却下の場合も含む)」と書いています。
→ どちらが適用されるかを、申し込む前に文書で確認してください。
ワーキングホリデービザで語学学校に通う場合は、ビザと就学の申込みが別々なので、 この条項に当たる場面は多くありません。学生ビザで行く人が確認する項目です。
学校が潰れたとき|国の制度で決まります
ここは学校を選ぶ話ではなく、国を選ぶ話になります。
| 国 | 制度 | 根拠 | 内容 |
|---|---|---|---|
| アイルランド | MediPel | 2012年 資格・品質保証法 第65条 | 閉鎖時にコース移管、または直近に払った授業料の返金 |
| 豪州 | TPS | Tuition Protection Service | 学生の授業料を保護する国の仕組み |
| カナダ・NZ・豪州の9校 | タビポタが調べた範囲では、公式サイトにこれに当たる記載がありませんでした | ||
アイルランドのMediPelは学生ビザの申請書類もこの仕組みから出ます。 制度に組み込まれているので、学校ごとに有無を確かめる必要がありません。
逆に、記載が見当たらない国では学校ごとに聞くしかありません。 「もし学校が閉鎖したらどうなりますか」は、聞きにくいけれど、聞く価値のある質問です。
カナダの州や豪州には、学校の公式サイトに書かれていない公的な仕組みがあります。
ここで言えるのは「学校の公式サイトからは読み取れなかった」ということだけです。
→ 気になる場合は、その国の教育当局や認証団体に当たってください。
公開していない学校をどう見るか
調べた中で、返金規定が公式サイトに見当たらない学校がありました。 フィリピンの6校のうち4校、そして英国のSt Gilesは紹介料£780の返金条件が書かれていません。
これを「悪質だから隠している」とは書きません。 規定の公開度と、学校の質は別の話です。エージェント経由の申込みが中心なら、 規定はエージェントとの契約書に載っている場合もあります。
① 誰との契約か… 学校と直接か、エージェントを介するか
② 規定はどの書面にあるか… 申込書の裏、約款、メールのどれか
③ 渡航前と渡航後の両方… 片方だけ答えられることがあります
④ 返金の手数料… 事務手数料と国際送金の有無
⑤ いつまでに申し出るか… 期限つきの条項が多い項目です
→ 口頭ではなく、メールなど文字の残る形で受け取ってください。
まとめ|週数を決める前に見る数字
① 最初の4週は戻らない前提で見積もる。4校に共通して出てくる数字です
② 渡航前と渡航後は別の規定。片方しか公開していない学校があります
③ 入学金・登録料は戻りません。ILACの場合、4週の総額の約15%です
そして判断としては
・迷っているなら短く申し込んで、現地で延長する
・長期割引で下がる額と、途中でやめたときに戻らない額を並べて比べる
・学校が潰れたときの保護は、アイルランドと豪州には国の制度があります
語学学校を選ぶとき、返金規定を先に見る人はあまりいません。 ただ「合わなかったら変えればいい」が成り立つかどうかは、ここで決まります。 週数を決める前に、一度目を通しておいてください。
English Fella 2は2026年9月4日、EV Academyは2026年9月5日、 フィリピンの他校は2026年8月16日に確認したものです。
規定は改定されます。申し込む前に、公式サイトと契約書で最新の内容を確認してください。
① 複数国・長期を前提に|ウィッシュインターナショナル
複数国対応が可能で、長期計画にも対応とされています。2か国留学や、語学留学から進学へつなげる構想がある場合に。
ウィッシュインターナショナルに資料請求する →
② 2社目の見解を取る|ラストリゾート
ワーホリ・語学留学の取り扱いが幅広く、資料請求・セミナー・カウンセリングと入口が分かれています。1社の説明が妥当かどうかは、2社目を並べたときに分かります。
ラストリゾートに相談・資料請求する →
③ 3社目として|ISS留学ライフ
Z会グループが運営しています。同じ条件で3社に見積もりを取ると、金額の幅と各社が何を含めているかが見えます。
Z会グループ「ISS留学ライフ」の相談を申し込む →
よくある質問
語学学校は途中でやめられますか?
やめられますが、返金は限定的です。カナダのILACは「最初の4週間は返金不可」、豪州のLangportsは「開始後のキャンセルは返金なし」、NZのLSNZは寮について「最低4週、早期退去は返金なし」と公式に書いています。フィリピンのEnglish Fella 2は式で計算され、残りが4週以下ならゼロです。
「4週」という数字はなぜ共通しているのですか?
理由は公式サイトに書かれていないので、この記事では推測していません。事実として、ILAC(カナダ)・English Fella 2(フィリピン)・Langports(豪州)・LSNZ(NZ)の4校に、運営会社も国も違うのに「4週」が出てきます。結果として言えるのは、最初の4週は戻らない前提で見積もるほうが安全だということです。
12週で申し込んで4週で帰ると、いくら返ってきますか?
English Fella 2の式で計算すると2週分です。残りの滞在週8週から4週を引いた4週、その50%が返金額になります。払った8週分のうち6週分は戻りません。「半分返る」ではなく、残りの4分の1です。ほかの学校は式が違うので、それぞれの規定を確認してください。
渡航前にキャンセルした場合はどうなりますか?
学校によって段の分け方が違います。EV Academyは出発29日以上前なら授業料・寮費・登録料すべて100%、14〜28日前は登録料のみ返金なし、14日未満は1週分を差し引きます。English Fella 2は21日以内で150ドル、14日前から前日で300ドルの定額ペナルティです。Langportsは開始4週間を切ると4週分を差し引かれます。
入学金や登録料は返ってきますか?
ほぼ返りません。ILSCダブリンの登録料€75は「1回のみ・返金不可」と明記されています。ILACはRegistration Fee C$225、Student Service Fee C$25/週、Homestay Placement Fee C$230が返金不可です。4週なら合計C$555で、総額C$3,715の約15%が最初から戻らない計算になります。
保証金(デポジット)は返ってきますか?
条件を満たせば返ります。NZLCの教科書保証金NZ$100は終了後1週間以内に返却すれば戻り、LSNZの寮の保証金NZ$300は鍵を返して部屋に破損がなければ戻ります。3D ACADEMYのデポジットも退寮時に返金されます。ただしLSNZの寝具レンタル料NZ$100のように、保証金と一緒に請求されるのに戻らないものが混じります。
返金してもらうのに手数料はかかりますか?
かかる学校があります。Langportsは返金の事務手数料がA$30、国際送金で受け取る場合はさらにA$30で、合計A$60(約6,800円)です。日本の口座で受け取るなら国際送金になるので、両方かかると考えておくのが安全です。また同校はクレジットカード払いに3%の上乗せがあると書いています。
ビザが却下された場合は返金されますか?
Langportsは返金の対象としていますが、却下通知から2週間以内に証明を出す必要があります。ただし公式サイトはFAQで「ビザ却下は返金対象」、別の箇所で「開始後のキャンセルは返金なし(ビザ却下を含む)」と書いており、開始前か後かで変わる可能性があります。申し込む前に文書で確認してください。
学校が潰れたらどうなりますか?
国の制度によります。アイルランドにはMediPelがあり、2012年の資格・品質保証法第65条に基づいて、閉鎖時のコース移管か直近に払った授業料の返金が保証されます。豪州にはTPS(Tuition Protection Service)があります。カナダ・NZ・豪州の9校の公式サイトには、これに当たる記載が見当たりませんでした。ただし「記載がない」は「保護がない」とは違うので、気になる場合はその国の教育当局に確認してください。
返金規定が公式サイトに載っていない学校はどうすればいいですか?
5つを文字の残る形で聞いてください。誰との契約か(学校かエージェントか)、規定はどの書面にあるか、渡航前と渡航後の両方、返金の手数料、いつまでに申し出るか、です。エージェント経由の申込みが中心の学校では、規定が学校の公式サイトではなく契約書に載っている場合があります。公開していないこと自体は、学校の質とは別の話です。
帰国後のキャリアを、数字で設計する
運営者は渡航前年収450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になりました。使ったエージェントと3社並行の進め方をまとめています。
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本記事の制度・条件・金額は執筆時点で公開情報を確認したものです(確認日:2026年8月16日)。制度や料金は変更される場合があるため、実際の手続き・申請の前に各機関の公式情報を必ずご確認ください。本記事は法的・専門的な助言ではなく、特定の結果を保証するものではありません。