語学学校の入学テスト|レベルが足りないと選べないコース

語学学校の入学テスト|レベルが足りないと選べないコース
悩んでいる人「語学学校の入学テストは「クラス分けのため」と説明されます。実際には、それだけではありません。」

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こんなお悩みに答えます。

本記事の内容
  • 同じ「レベル5」が、学校によって別の位置を指すこと
  • レベルが足りないと、そもそも申し込めないコース
  • 入学要件を数字で公開している学校の実例
  • 「総合レベル」という考え方を使わない学校
本記事の信頼性

運営者は大学時代に米国へ半年の交換留学、卒業後にカナダで12ヶ月のワーキングホリデー(バンクーバー5ヶ月+バンフ7ヶ月)を経験しました。英語は高校で赤点20点台、渡航前のTOEICは500点台、帰国後に780点。年収は渡航前450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になっています。訪問したのは米国とカナダのみで、他国は各当局の一次情報を調べてまとめています。

結論|レベルは、クラス分けだけの話ではありません

タビポタでは6か国15校を公式サイトから調べました。入学テストとレベルについて分かったことが3つあります。

①「レベル5」の意味が、学校ごとに違います
VGC は8段階、Langports は6段階、Impact も6段階
8段階の5と、6段階の5は、同じ位置ではありません。

②レベルが足りないと、選べないコースがあります
ImpactのバリスタコースはIntermediate以上が条件。足りないと申し込めません。

③「総合レベル」を使わない学校があります
Langports は技能ごとにテストして、技能ごとに違うクラスへ入れます。
この記事は体験談ではありません
運営者の一次体験は米国とカナダだけで、15校とも通っていません。
公式サイトに公開されている情報を並べたものです。テストの中身は公式に公開されていないので書いていません。
自分のレベルの測り方は 渡航前の英語力はどのくらい必要か にまとめています。
あわせて読みたいVGCのレベル表|IELTS0.5はTOEFLで14〜19点の差8レベルをCEFR・IELTS・TOEFLに換算した表を公開

★同じ「レベル5」が、別の位置を指します

学校を調べていると「レベル5」「Intermediate」という言葉が出てきます。ところが段階の数が学校で違うので、同じ言葉が別のものを指します。

学校段階の数呼び方
VGC(カナダ)8段階レベル1〜8(Intro〜Upper Advanced)
Langports(豪州)6段階レベル1〜6
Impact(豪州)6段階Elementary〜Advanced
Languages Int'l(NZ)8段階初級〜上級
ATC(アイルランド)CEFRをそのまま使用(A1〜C2)

※ 各校の公式サイトを2026年9月に確認した内容を、それぞれの記事から並べ直しました。

学校を移ると、レベルの番号は引き継げません
8段階の学校で「レベル5」だった人が、6段階の学校で「レベル5」になるとは限りません。
2校目に移るときは、もう一度テストを受けることになります。
2都市で学ぶ計画(LangportsのCOMBO、ATCの2校舎など)があるなら、同じ学校の中なら引き継げるかを確認してください。

共通の物差しはCEFRです

学校ごとの番号は比べられませんが、CEFR(A1〜C2)なら比べられます。VGCは自校のレベルをCEFRに対応づけて公開しています。

VGCのレベルCEFRIELTS
8(Upper Advanced)C17
7C16.5
6B26
5B25.5
4B15
3B1
2A2
1(Intro)A1

この換算表を公開している学校は多くありません。だから他校と話すときはCEFRか、IELTSなどのスコアで伝えるほうが確実です。詳しくは VGCのレベル表 にまとめています。

★レベルが足りないと、申し込めないコースがあります

ここがいちばん実務的な話です。入学テストは「どのクラスに入るか」を決めるだけでなく、「そのコースを選べるかどうか」も決めます。

学校・コース必要なレベル足りないとどうなるか
Impact(豪州)
バリスタ/カフェ英語
Intermediate以上 申し込めません。5週の閉鎖クラスなので、途中参加もできません
Impact ビジネス英語/IELTS・EAP Upper Intermediate以上 一般英語からになります
St Giles(英国)
YMS就労体験
B1+ プログラムに参加できません(£780の紹介料以前の問題)
ATC(アイルランド)
Cambridge対策
B2 First はB2
C1 Advanced はC1
受講できません
ILSC(アイルランド)
一部プログラム
学力テストが必要 対象のプログラムを選べません
NZLC(NZ)
有給インターン
Pre-Intermediate以上 参加できません
「行ってから決める」ができない項目です
コースの種類や滞在先は現地で変えられることがありますが、入学要件は変えられません。
目的のコースがあるなら、そのレベルに届いているかを渡航前に確かめてください。
多くの学校がオンラインの無料レベルテストを用意しています。

とくにImpactのバリスタコースは注意が要ります。5週の閉鎖クラスで受講中は休暇も取れません。豪州のワーホリは就学が4か月までなので、「レベルが足りずに受けられなかった」となると、代わりの計画を立て直すことになります。

あわせて読みたいLangportsのUFO|読めるが話せない人の、クラスの決まり方技能ごとに違うレベルのクラスへ入る仕組み

★入学要件を数字で公開している学校

「IELTS保証」を掲げる学校は多いのですが、入学に必要なスコアまで公開している学校は多くありません。フィリピンのCG Academyは数字で出しています。

コース入学に必要なスコア保証されるスコア伸び幅
IELTS 5.5 保証IELTS 3.5以上 or TOEIC 500以上5.5+2.0
IELTS 6.0 保証IELTS 5.0以上 or TOEIC 700以上6.0+1.0
IELTS 6.5 保証IELTS 6.0以上 or TOEIC 810以上6.5+0.5
IELTS 7.0 保証公式IELTS 6.5以上7.0+0.5

※ CG Academy 公式サイト Sparta Campus「IELTS Guarantee Course」(2026年9月5日確認)。伸び幅は運営者が計算しました。

上のコースほど、保証される伸びは小さくなります
5.5保証は+2.0ですが、6.5保証と7.0保証は+0.5です。
スコアが高くなるほど、伸ばすのが難しくなるという前提が価格と条件に反映されています。
7.0保証にいたっては「公式のIELTS 6.5以上」が条件で、校内テストでは足りません。

この表の読み方は1つです。「保証」という言葉より、入学要件と保証スコアの差(伸び幅)を見てください。+0.5を保証するコースと、+2.0を保証するコースは、まったく別のものです。

★「総合レベル」を使わない学校もあります

ほとんどの学校は「あなたはレベル4です」という決め方をします。ところが豪州のLangportsは違います。

技能公式が例として挙げているレベル
USE of English(文法)レベル3
Writingレベル4
Readingレベル4
Listeningレベル3
Speakingレベル3

技能ごとにテストして、技能ごとに違うクラス・違う先生になります。公式は「その技能のレベルは、その技能のテスト結果で決まる」という設計を示しています。

日本で英語を勉強してきた人には、この形が噛み合うことがあります。読み書きはできるが話せない、という凸凹がそのまま反映されるからです。総合レベルで1つのクラスに入れられると、読解が退屈か、会話がついていけないかのどちらかになります。

詳しくは LangportsのUFO にまとめています。得意な技能だけ先に上のレベルへ移ることもできる設計です。

あわせて読みたい渡航前の英語力はどのくらい必要か|統計から見る目安と測り方自分の現在地を知るところから

渡航前に確かめる5つのこと

確かめることなぜ
1目的のコースに入学要件があるか足りないと申し込めません。現地で変えられない項目です
2その要件は何で測るか校内テストでいいのか、公式スコアが要るのか(CG Academyの7.0保証は公式IELTS)
3レベルは何段階か6段階と8段階では「レベル5」の位置が違います
4CEFRでいうとどこか学校をまたいで比べられる唯一の物差しです
5途中でレベルが上がるとどうなるかクラスが変わるのか、料金が変わるのか

1番と2番を先に確かめてください。「保証コースに入りたい」と思っていても、入学要件に届いていなければ話が始まりません。そして要件が「公式のスコア」なら、渡航前に受験しておく必要があります。

自分の現在地を知るところからなら 渡航前の英語力はどのくらい必要か を先に読んでください。統計とCEFRの対応をまとめています。

国別の学校選びに戻る

レベルの目安がついたら、国ごとの比較に進んでください。国ごとに、比べるべき物差しが違います。

その国の物差し
カナダPGWP(卒業後就労許可)の対象になるか
NZ仕事の世話にいくら払うか($0〜$6,500)
豪州4か月の枠に何を入れるか
アイルランド1時間あたりの単価(€10.50〜€16.00)
フィリピン「スパルタ」の中身と、寮費が入っているか
英国授業料より家賃。時間帯で週£85変わる
留学の費用は、学費より「学費以外」で外れます。滞在費、保険、渡航費、現地での初期費用。そして各社の見積もりは、どこまでを含めるかが違います。同じ条件で3社に出してもらうと、含まれていない項目が浮かび上がります。
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よくある質問

入学テストは何のためにありますか?

クラス分けのためだけではありません。コースを選べるかどうかも決まります。たとえばImpactのバリスタコースはIntermediate以上、St GilesのYMS就労体験はB1+が条件で、足りないと申し込めません。滞在先やコースの種類は現地で変えられることがありますが、入学要件は変えられないので、渡航前に確かめてください。

「レベル5」はどのくらいですか?

学校によって違います。VGCは8段階、LangportsとImpactは6段階なので、同じ「レベル5」でも位置が変わります。学校をまたいで比べたいときはCEFR(A1〜C2)かIELTSなどのスコアで伝えるほうが確実です。VGCは自校のレベルをCEFRとIELTSに対応づけて公開していて、レベル5がB2・IELTS 5.5にあたります。

学校を移るとレベルは引き継げますか?

番号としては引き継げません。段階の数が学校で違うためです。2校目に移るときは、もう一度テストを受けることになります。ただし同じ学校の複数校舎(LangportsのCOMBOやATCの2校舎など)なら扱いが違う可能性があるので、2都市で学ぶ計画があるなら確認してください。

IELTS保証コースはどう選びますか?

「保証」という言葉より、入学要件と保証スコアの差を見てください。CG Academyの場合、5.5保証は入学がIELTS 3.5以上で伸び幅+2.0ですが、6.5保証は入学がIELTS 6.0以上で+0.5、7.0保証は公式IELTS 6.5以上が条件で+0.5です。上のコースほど保証される伸びは小さくなります。

公式のスコアが必要なコースはありますか?

あります。CG AcademyのIELTS 7.0保証コースは「公式IELTS 6.5以上」が入学要件で、校内テストでは足りません。この場合は渡航前に受験しておく必要があります。入学要件が何で測られるのかは、コースごとに確認してください。

技能ごとにレベルが違う学校はありますか?

豪州のLangportsがそうです。技能ごとにテストして、技能ごとに違うクラス・違う先生になります。公式は「文法はレベル3、ライティングはレベル4、スピーキングはレベル3」といった例を挙げています。読み書きはできるが話せないという凸凹がある人には、この形が噛み合うことがあります。

レベルが低いと入学できませんか?

一般英語は初級から入れる学校がほとんどです。入学要件があるのは、バリスタ・ビジネス英語・試験対策・就労体験などの特定のコースです。目的のコースがある場合だけ、そのレベルに届いているかを確かめてください。

自分のレベルはどう測ればいいですか?

多くの学校がオンラインの無料レベルテストを用意しています。統計から見た目安とCEFRの対応は、渡航前の英語力はどのくらい必要かの記事にまとめています。学校と話すときは、学校ごとの番号ではなくCEFRかIELTSなどのスコアで伝えると誤解が減ります。

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本記事の制度・条件・金額は執筆時点で公開情報を確認したものです(確認日:2026年8月16日)。制度や料金は変更される場合があるため、実際の手続き・申請の前に各機関の公式情報を必ずご確認ください。本記事は法的・専門的な助言ではなく、特定の結果を保証するものではありません。