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こんなお悩みに答えます。
- 「保険込み」の意味が、学校によって5通りある理由
- 学生ビザに義務づけられる国と、ワーホリでは対象外になる国
- 2か月と3か月の差が$23しかない料金表
- 保険が「学校が潰れたときの保護」を兼ねる国
運営者は大学時代に米国へ半年の交換留学、卒業後にカナダで12ヶ月のワーキングホリデー(バンクーバー5ヶ月+バンフ7ヶ月)を経験しました。英語は高校で赤点20点台、渡航前のTOEICは500点台、帰国後に780点。年収は渡航前450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になっています。訪問したのは米国とカナダのみで、他国は各当局の一次情報を調べてまとめています。
結論|「込みですか」だけでは足りません
タビポタでは6か国20校の料金表を調べました。 保険の扱いは学校ごとに、まったく違う形をしていました。
授業料に含む/別建てで必須/制度として付く/ 任意/ビザの種類で決まる。
②期間で1か月あたりが26%変わります
NZの1校は2か月と3か月の差が$23しかありません(前後は$101と$64)。
③アイルランドは保険が「学校閉鎖の保護」を兼ねます
MediPelという制度で、他国にこの形はありませんでした。
どの保険が良いかは別の記事で扱っています。
ここで書くのは「学校の見積もりに、保険がどう載ってくるか」だけです。
金額はすべて公式の価格表から。1か月あたりの単価は運営者が計算しました。
5通りの「保険込み」
| 学校(国) | 扱い | 公式の記載 |
|---|---|---|
| ILAC(カナダ) | 授業料に含む | Student Service Fee(週C$25)に「ILAC Essential Health Care」が含まれる |
| ILSC(アイルランド) | 別建てで必須 | 非EU/EEA学生は保険が必須。33週で€125 |
| ATC(アイルランド) | 制度として付く | MediPel(医療保険+在籍学習者の保護) |
| Languages Int'l(NZ) | 任意 | 学校経由で入れる。料金を全期間分公開 |
| Impact(豪州) | ビザで決まる | OSHC は学生ビザに義務。ワーホリビザは対象外 |
同じ「保険」という言葉で、5つの違う話をしています。 見積もりを受け取ったときに聞くべきなのは「込みですか」ではありません。
① 誰の義務か… ビザの条件か、学校の規約か、任意か
② どこに入っているか… 授業料か、諸費用か、別建てか
③ 入らない選択肢があるか… 自分で加入した保険で代替できるか
→ ①が「ビザの条件」なら、学校を変えても消えません。
カナダ|諸費用の中に入っています
ILACはStudent Service Feeが週C$25で、これに 「ILAC Essential Health Care」が含まれると公式に書いています。
別にConcierge Health Careという追加の会員制サービスがあり、 1か月C$200、6か月C$500です。こちらは任意です。
補償の範囲、免責、既往症の扱いは公式サイトに記載がありませんでした。
→ 「含まれているから安心」とは言えません。内容を書面でもらってください。
NZ|料金表を全部公開している学校があります
Languages International(オークランド)は、学校経由で入れる保険 OrbitProtect Student Prime Planの料金を、期間ごとに全部公開しています。 こういう学校は珍しいので、そのまま並べます。
| 期間 | 保険料 | 前の段からの増え方 | 1か月あたり |
|---|---|---|---|
| 1か月 | NZ$103 | — | $103.00 |
| 2か月 | NZ$204 | +$101(1か月ぶん) | $102.00 |
| 3か月 | NZ$227 | +$23(1か月ぶん) | $75.67 |
| 4か月 | NZ$291 | +$64(1か月ぶん) | $72.75 |
| 6か月 | NZ$420 | +$129(2か月ぶん) | $70.00 |
| 12か月 | NZ$786 | +$366(6か月ぶん) | $65.50 |
1→2か月 … +$101
2→3か月 … +$23 ← ここだけ段が違います
3→4か月 … +$64
1か月あたりで見ると $102.00 → $75.67。26%下がります。
→ 2か月で申し込むくらいなら、3か月にしたほうが単価は大きく下がります。
ただしこれはこの保険(OrbitProtect)の料金体系であって、 他の学校や他の保険会社が同じ段になっているわけではありません。 自分が申し込む期間の前後を、必ず見比べてください。
12か月で$786、1か月あたり$65.50。1か月だけの$103と比べると36%安い計算です。 長く入るほど下がるという点は、授業料と同じ形でした。
あわせて読みたい語学学校の返金規定|4校に共通して出てくる「4週」MediPelは学校が潰れたときの保護も兼ねていますアイルランド|保険が学校閉鎖の保護を兼ねます
ここは他の国で見なかった形です。
医療保険とPEL(Protection of Enrolled Learners=在籍学習者の保護)を 兼ねた制度です。
根拠は2012年 Qualifications and Quality Assurance Act の第65条。
→ 学校が閉鎖した場合、コースの移管か、直近に払った授業料の返金が保証されます
→ 学生ビザの申請に必要な書類も、この仕組みから出ます
同じアイルランドでも、ILSCは別建てで必須という形でした。 非EU/EEAの学生には€470が必ずかかり、その内訳に保険が入っています。
| 項目(ILSCダブリン) | 金額 | 公式の記載 |
|---|---|---|
| 登録料 | €75 | 1回のみ・返金不可 |
| 教材費 | 週€5(上限€120) | 1〜4週は€20 |
| 保険(33週) | €125 | 非EU/EEA学生は保険が必須と明記 |
| Learner Protection Fee | €30 | 在籍学習者の保護のための費用 |
| TIE試験料 | €120 | — |
| 合計 | €470 | 午後コース€5,750に足すと€6,220 |
ILSCは保険とLearner Protection Feeが別々の項目になっています。 ATCのMediPelが1つで両方を兼ねるのとは、書き方が違います。 どちらが得かは、補償の中身を見ないと言えません。
1か月あたりに直すと約€16です(33週≒7.6か月)。
NZのOrbitProtectが12か月$786(月$65.50、約6,000円)なので、桁が違います。
→ 安いのには理由があるはずです。補償の範囲を必ず確認してください。
→ この記事では補償内容を比べていません。公式サイトに載っていないためです。
豪州|学生ビザには義務、ワーホリは対象外
豪州だけ、国の制度で決まっています。
OSHC(Overseas Student Health Cover=留学生健康保険)が 学生ビザに義務づけられています。 ワーキングホリデービザで通う場合は対象外です。
Impact English College(メルボルン)の価格表に、次の表記があります。
| OSHC | 公式の表記 |
|---|---|
| Single | $54/月 |
| Dual | $488/月 |
| Multi | $866/月 |
Single $54 に対して Dual $488 は9倍です。
2人分の保険が1人分の9倍になるのは、金額として不自然です。
月額と一括の表記が混ざっている可能性がありますが、 公式サイトからは判断できませんでした。
→ 推測で埋めません。見積もりを受け取ったら、 「これは月額ですか、期間の総額ですか」と確認してください。
ワーホリビザで豪州の語学学校に通うなら、OSHCは要りません。 ただし保険そのものが要らないわけではありません。 ワーホリビザの保険要件は国によって違うので、そちらは別の記事にまとめています。
あわせて読みたい語学学校の授業料|「週20時間」と「週20レッスン」の違い授業料も期間で単価が変わります見積もりの読み方|保険はどこに隠れるか
ここまでを、見積もりを読む順に並べ直します。
| 確認すること | なぜ聞くか |
|---|---|
| 保険の行があるか | ILACのように諸費用に紛れていることがあります |
| 誰の義務か | ビザの条件なら学校を変えても消えません |
| 入らない選択肢はあるか | 任意なら自分で選んだほうが安い場合があります |
| 期間の段はどうなっているか | 1か月延ばすと単価が26%下がることがあります |
| 月額か、期間の総額か | 公式の表記が不自然な学校があります |
| 補償の範囲 | 公式サイトには、まず書かれていません |
| 既往症の扱い | 持病がある場合、ここで対象外になることがあります |
選ぶ理由 … ビザの要件を満たすことが確実/手続きが1か所で済む
選ばない理由 … 補償の中身が見えない/日本語のサポートがない場合がある
→ 任意なら、自分で入る保険と金額と中身を並べてから決めてください。
既往症がある場合は、この項目が学校選びより先に来ます。 学校経由の保険で対象外になるなら、自分で入れる保険を先に確保する順番になります。
まとめ|保険は「誰の義務か」で決まります
① 「保険込み」は5通りあります。含む/必須/制度/任意/ビザで決まる
② 期間の段が不規則です。2か月と3か月の差が$23(前後は$101と$64)
③ アイルランドは保険が学校閉鎖の保護を兼ねます(MediPel)
そして判断としては
・ビザの条件なら、学校を変えても消えません。先に確定させる
・任意なら、自分で選ぶ保険と比べてから決める
・補償の中身は、まず公式サイトに載っていません。書面でもらう
保険は見積もりの中で目立たない行です。 ただビザの条件になっている国では、外せません。 授業料や滞在費を比べる前に、「これは義務か」を1つ確かめておいてください。
確認した情報
- 各校の公式価格表を2026年9月4〜6日に確認
- 1か月あたりの単価は運営者が計算したものです(元の金額を並べています)
- 為替は1NZドル92円/1豪ドル113円/1カナダドル115円/1ユーロ183円
- 補償の内容は比べていません。公式サイトに記載がないためです
保険料も補償内容も改定されます。申し込む前に、必ず最新の条件を確認してください。
① 複数国・長期を前提に|ウィッシュインターナショナル
複数国対応が可能で、長期計画にも対応とされています。2か国留学や、語学留学から進学へつなげる構想がある場合に。
ウィッシュインターナショナルに資料請求する →
② 2社目の見解を取る|ラストリゾート
ワーホリ・語学留学の取り扱いが幅広く、資料請求・セミナー・カウンセリングと入口が分かれています。1社の説明が妥当かどうかは、2社目を並べたときに分かります。
ラストリゾートに相談・資料請求する →
③ 3社目として|ISS留学ライフ
Z会グループが運営しています。同じ条件で3社に見積もりを取ると、金額の幅と各社が何を含めているかが見えます。
Z会グループ「ISS留学ライフ」の相談を申し込む →
よくある質問
語学学校の保険は、自分で選べますか?
学校によります。調べた5校では、ILAC(カナダ)が諸費用に含む形、ILSC(アイルランド)が別建てで必須、ATC(アイルランド)がMediPelという制度、Languages International(NZ)が任意、Impact(豪州)がビザの種類で決まる形でした。任意なら自分で選んだほうが安い場合があります。
「保険込み」と言われたら何を聞けばいいですか?
3つあります。誰の義務か(ビザの条件か、学校の規約か、任意か)、どこに入っているか(授業料か諸費用か別建てか)、入らない選択肢があるか、です。ビザの条件なら学校を変えても消えないので、先に確定させることになります。
保険料は期間で変わりますか?
変わります。Languages Internationalが公開しているOrbitProtectの料金では、1か月NZ$103、2か月$204、3か月$227、4か月$291、6か月$420、12か月$786です。1か月あたりに直すと$103.00から$65.50まで下がります。
2か月と3か月で、なぜ差が小さいのですか?
理由は公式サイトに書かれていません。事実として、1→2か月が+$101、2→3か月が+$23、3→4か月が+$64で、ここだけ段が違います。1か月あたりでは$102.00から$75.67へ26%下がるので、2か月で迷っているなら3か月にしたほうが単価は大きく下がります。
カナダの語学学校は保険が込みですか?
ILACの場合、Student Service Fee(週C$25)に「ILAC Essential Health Care」が含まれると公式に明記されています。別にConcierge Health Careという追加の会員制サービスがあり、1か月C$200、6か月C$500です。ただし補償の範囲や既往症の扱いは公式サイトに記載がないので、書面で確認してください。
MediPelとは何ですか?
アイルランドの制度で、医療保険とPEL(在籍学習者の保護)を兼ねています。2012年の資格・品質保証法 第65条に基づき、学校が閉鎖した場合にコースの移管か直近の授業料の返金が保証されます。学生ビザの申請に必要な書類もこの仕組みから出ます。タビポタが調べた他の国に、この形はありませんでした。
ワーホリビザでも保険は義務ですか?
学校の保険という意味では、豪州のOSHCは学生ビザに義務づけられており、ワーキングホリデービザは対象外です。ただしワーホリビザ自体の保険要件は国によって違うので、そちらは別に確認が必要です。アイルランドのILSCは非EU/EEA学生に保険が必須と明記しています。
OSHCはいくらですか?
Impact English Collegeの価格表にはSingle $54/月、Dual $488/月、Multi $866/月とあります。ただしSingleとDualが9倍の差になっており、金額として不自然です。月額と一括の表記が混ざっている可能性がありますが公式サイトからは判断できないので、見積もりを受け取ったら「月額か期間の総額か」を確認してください。
学校経由の保険と、自分で入る保険はどちらがいいですか?
任意なら並べてから決めてください。学校経由はビザの要件を満たすことが確実で手続きが1か所で済みますが、補償の中身が公開されていないことが多く、日本語のサポートがない場合もあります。既往症がある場合は、学校経由で対象外になることがあるので、自分で入れる保険を先に確保する順番になります。
補償の内容はどこで確認できますか?
学校の公式サイトには、まず書かれていません。調べた5校のうち、補償範囲・免責・既往症の扱いを公開している学校はありませんでした。保険会社名が分かる場合はその会社の約款を、分からない場合は学校に書面での提示を求めてください。
帰国後のキャリアを、数字で設計する
運営者は渡航前年収450万円から、帰国後に大手メーカーへ転職して800万円台になりました。使ったエージェントと3社並行の進め方をまとめています。
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本記事の制度・条件・金額は執筆時点で公開情報を確認したものです(確認日:2026年8月16日)。制度や料金は変更される場合があるため、実際の手続き・申請の前に各機関の公式情報を必ずご確認ください。本記事は法的・専門的な助言ではなく、特定の結果を保証するものではありません。